太陽光発電ムラのキットとしての採用も予定されているSTJ社の架台を使ったDIY向きの太陽光発電システムによる施工体験会が行われたので、先に予告したように参加してきた。
この催し、参加者数もかなり多く定員一杯となっていたということもあり、もともと筆者は取材・見学だけのつもりだった。
だが、午後から夕方までとかなり時間の長いイベントであったことや、見ているだけではちょっと勿体無いな、と思ったこともあり、少しだけではあるが体験も結局させて頂いたのである。
今回の施工体験会、場所は千葉県我孫子市の布佐という所で、最寄駅はJR成田線の新木という駅である。この駅から歩いても行ける場所だったのだが、結局往復とも駅からはクルマで送迎してもらった。
なお、裏話だがこの施工体験会で主催者側の中心であったピッピさんによると、当初は施工体験会のみでの実施の予定であったところ、近くにある太陽光発電の分譲案件の見学を午前中に行う話との組合せになり、日程的にかなりきつくなってしまったらしい。
それでも、参加者の方々の多くにとっては筆者と同様に太陽光発電所を自ら作るという作業は恐らく初めてのことであったはずだ。したがって、今後の太陽光発電の取り組みでDIYや自作をどの程度取り入れるかということはあるものの、貴重な経験となったことは確かだろう。
また今回の施工体験では特にDIY(ピッピさんの言葉で言えば、”do it together”: DIT)を行い易い架台を使った訳だが、基礎の打ち込みや作業の流れなどの多くの部分は他の架台(例えば、単管パイプを使って組み上げる架台や、市販の50kW太陽光発電キットなど)でもある程度応用が利く知識や経験となるはずだ。
ガッツリ作業して稼ぐか、主に見学者として参加するかを選択
この土曜日(8/3)に千葉県茂原市の某所で行われた太陽光発電施工体験会というものに参加してみた。これは当方も趣旨に賛同し参加させて頂いている「太陽光発電ムラ」主宰者の「太陽王子」ことTさんからご紹介頂いたもの。
発電所の規模は、50kW×2で合計100kW。
それぞれを個別の発電所として扱い低圧連系に留める。
これまでに50kWからメガソーラーまで何カ所かの太陽光発電所を見学したことはあるが、架台の工事を行っている現場というのは、今回が初めてである。
耳学問ではそれなりに色々と知識はあったものの、自分が発電所を保有し運営するとなると話は別なので、非常に勉強になった。もちろん、太陽光発電の施工業者さんから見ればすべて当たり前の知識ばかりなのだろうが…
当初、この体験会をご紹介下さった施工管理会社のK氏からは、ガッツリと作業者として手伝うか(報酬有り)、または見学主体として参加するかという二通りの選択肢をご提示頂いた。
「ねぎソーラー」用地にはパネルやパワコン、電設資材が山積み
今回の施工体験会では、太陽光発電ムラで筆者も何度かお目に掛かっているMさんの太陽光発電所での施工作業の一部を参加者全員で行うと言う形で実施された。
昼過ぎに現地に到着し施主であるMさんにも挨拶をしつつ、まずは施工現場の様子を探る。
ちなみに出入り口の近くには、太陽光発電所用地として造成する前の名残のネギが置かれていた。太陽光発電ムラの関係者が収穫の一部を持ち帰っていたようだが、流石に大量のネギをすべて消費し切れず、残りはそのまま置いてあった。
もったいない気もするが、これらのネギは土に帰るしかなければ、そういう星の下に生えて育ったということなのだろう。
その近くを始め用地内には発電所のための資材や部材が色々と置かれている。
まずネギの手前には、防草シートのロールが30~40本ほどの山になって積まれていた。
その横に置いてあったのは、田淵電機製のパワコン、さらにその横には「電気工事のための資材などの小箱の山」とA嬢。
以前、バスツアーではバスガイドとして、さらに太陽光発電クリニックでは看護婦として大活躍したAさん、今回は上下繋ぎの作業着で、またまた八面六臂の活躍であった(詳細は後述)。
さて、太陽光発電で最も重要なソーラーパネル、それに今回の施工体験ではかなり重要な割合を占める架台や杭も、もちろん置いてあった。
ソーラーパネルの山は、敷地内のやや脇の方にいくつか出来ていた。
ちなみに、我々が現地に着いてしばらくしてからソーラーパネルの束がもう一つトラックで運ばれてきたのだが、それをフォークリフトで地面に下ろす様子も見ることができた。
木枠に入っている架台の山は敷地の真ん中当たりにいくつかあった。
この架台は基本的な構造が工場で製造され折りたたまれた形で太陽光発電所の施工現場まで運び込まれ、現地で比較的容易に設置が可能という特徴を持つ。
その特徴ゆえ、今回のような施工体験会も行うことができたという背景があるのだ。
まるでロケット、独特な外見の杭基礎「ロケット杭」にも理由アリ
もう一つ、架台とセットのオリジナルの「杭」も外見からして特筆ものだった。
写真で外見を見れば一目瞭然だが、見た目がロケットやミサイルに似ているのである。
STJさんでは「ロケット杭」と呼んでいるとのことである。
一方、最近筆者は仕事でミサイル防衛関連の調査などを少し行っており、この杭の形状を見て「パトリオット(Patriot)」や「スカッド」といったミサイルを思い出さずにはいられなかったのだ(笑)。
ただ、この形状は羽を付ける事で地中での摩擦力を増加させ、引き抜き強度や横からの抗力への強度を増加させるためのもので、単なる遊びでこのようなことを行っている訳では無論ない。
きちんとした理由があっての、ミ…いや、ロケット型の杭なのである。
(続く)
コメント
昨夜のしげる会で隣りにいたあやぱぱです。
施工体験会お疲れ様でした。
融資やブログの件でも様々なアドバイスありがとうございました!
昨日一日で大変な勉強量です。
本日さっそくcicで自分調査してみました。(^^;;
私のアメブロはこちらです。
http://s.ameblo.jp/minorisolar/
タイトルも
太陽光発電で住宅ローン完済を目指す日記
に変えてみました。
いかがでしょうか?(^^;;
たいした内容ないですが少しづつUPしていきますので、たまに覗いていただけると光栄です!^ ^
あやぱぱ様、
コメントありがとうございます。
コメントへのお返事が大変遅くなり、失礼しました。
先の施工体験会、お疲れ様でした。
貴殿ブログの方、拝読させて頂いています。
クラピアの植栽をされているようですので、参考にさせて頂きたいと思います。
ブログタイトルの方、まだ少し長い気もしますが、良いのでは無いでしょうか(笑)?
今後もちょくちょく閲読させて頂きますね。
(可能であれば、鹿島の現場の方も取材させて頂きたいなと思います。)
今後ともよろしくお願いいたします。