追加で見積もってもらった60.984kWと54.208kWの2件の施工プランについて、Excelでペイバック期間やkW単価などをざっと確認してみた。
ちなみに、筆者の土地物件における太陽光発電パネル・アレイのレイアウト図面は以下の通りである。
60.984kWの太陽光発電パネル・アレイ設置・施工プラン:
54.208kWの太陽光発電パネル・アレイ設置・施工プラン:
結論から言うと、50kW+10kWの低圧2個で合計60kWとするシステムではペイバック期間が0.2カ月ほどだが余計に掛かる事が分かった。
こうなると、わざわざ低圧のプチソーラーを2個に分けて設置する意味も特になく、Looopのキットと同様にパワコンを破壊しないレベルでソーラーパネルを少し増やして50kWのプチソーラー発電所を1個とするのが資金効率の点では最も優れているということになりそうである。
ということで、これまでにS社から頂いた京セラの太陽光発電パネル採用の施工プランと見積りでは、プチソーラーのペイバック期間とkW単価のいずれの面でも54kW分のパネルでパワコン側で出力を50kW未満に制御するパターンが最も優れているという結果になった。
この理由は、パワコンの価格と工事費(名目的に良く分からない、諸経費なども含む)である。5%とは言え消費税も、50kWクラスになると全く馬鹿にならない。
(ちなみに、太陽光発電パネルだけでkW単価を算出してみると、国内メーカーでもここまでコストが下がったのか、と少し驚いた。)
Excelでもう少し数字をいじってみれば良く分かるだろうと思うが、基本的にはパワコンの価格と工事費が高いために少しくらい発電量を増やしても、ペイバックやkW単価が下がらないのだろう。
この辺、また分析の結果が分かれば、後続のブログ記事でお知らせしたいと思う。ちなみに、最近の日経BP TechOnの記事にパワコンの相場に関する記事が出ていたので、その辺の知識も動員しながらパワコンの値下げ余地なども探ってみたい。
もちろん、このままの見積りですぐ買うのは損なので、上述のような理論武装を行った上で、一度は値引き交渉を行ってみる予定。 太陽光発電所の施工案件の総額と利益が当初より増える限り、先方も商売だから多少の値引きには応じてくれるとは思う。
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