クローバーによる雑草対策はありか?
フェンス施工で苦労している一方、気候が良くなり暖かくなってくると雑草もだんだんと生い茂ってくる。
そんな訳で、フェンスと発電量のモニタリングに加えて雑草対策の防草シートに関しても施工をそろそろ行わなければと考えている。
(ちなみに、ご近所・Nさんの「風の谷」太陽光発電所では防草シートも既に施工済み)
雑草を根こそぎ抜く道具などは買って先日も少し試してみたりしたのだが、まだこれから大変だな、等と思っていたところ、ブログ読者の方より、クローバー(シロツメクサ)による雑草対策についてのお問い合せを頂いた。
具体的には、クローバーによる雑草対策への需要があるか、コスト的にはどの程度で導入を検討するか、といった事である。
動植物を使った雑草対策と防草シートは、方針や発想がかなり異なるがいずれも導入のコストではある程度の目安がつけられるだろう。
安価な防草シートの平米単価コストは低い
例えば、防草シートであれば、ホームセンターやネット通販でも太陽光発電所で採用可能な商品が市販されている。
筆者の場合、2列のソーラーパネルアレイの前に1~1.5mほど敷設する方向で考えているので、そういった市販の防草シートを探すと数千円~2万円ほどでそういった商品が手に入る。
一例: 1×50m 防草シート(シルバーグレー)本体価格¥3,790(税込¥4,093)
この防草シートの例だと、平米単価では4093÷50≒82円と格安である。
もちろん、防草シートにもピンからキリまであるので、安物は紫外線で劣化してやがてボロボロになるとか、まぁ考慮しなければならないことはある。
紫外線による劣化を防止するための加工が施されたものだと、コスト的にはもう少し高くなり、価格は2~3倍程度になるようだ。
緑化用と雑草対策用ではコストが大幅に異なる
クローバーによる緑化は屋上緑化などでかなり採用されるようだが、平米単価と言う点では全く異なる市場のようである。
クローバーを太陽光発電所に敷き詰めれば、殺風景な防草シートよりも見た目がはるかに良いことは確実だが、コスト面では相当な(1~2桁の)差があるようだ。
なので、純粋に採算と言う点からは売電の収益性が落ちるのでクローバーの採用は難しいように思う。
だが趣味として、太陽光発電所の見た目を良くするため、あるいは太陽光発電所のメンテナンスの時に四つ葉のクローバーを探すなど遊びの要素を取り入れるため、というような理由があれば、採用しても良いかもしれない。
【追記 2015/7/7】この記事を書いた当時はクローバーは難しいと考えていたが、現在では以下の記事にも書いたようにクローバーによるグランドカバーはコストや美観等も含めて雑草対策として十分にありだと考えている。
https://solar-nenkin.com/om/why-groundcover-plants/
https://solar-nenkin.com/om/white-clover-2-avoid-weeds/
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