H社に依頼していた国産のソーラーパネルでの見積りが来た。
S社の松竹梅で松が京セラだったので、京セラを希望していたつもりだったのだが…
京セラで見積りを出して下さい、ともっとはっきりと言うべきだったかもしれない。
なんとなく「京セラなど…」といった曖昧な書き方にしてしまったためか、京セラの見積りは無し。
代わりに、CIC(長州産業=Choshu Industry Co.)のHIT太陽光発電モジュールで見積りのPDFがメール添付で届いたのである。
パネルの構成は、50kW未満+それより小さい出力kWの低圧2個と50kW未満の1個の二通り。
前者は49.92+24.52=73.44kW。kW単価は40万円あまり(工事費込み)。
後者は49.92kW kW単価は41万円あまり(同)。
(ただし、パネル配置はかなり異なり、50kW1個の方が傾斜角など理想的と思われる。)
うーむ、やはり高い。CIC・長洲産業と言っても「HIT」でお分かりの通り、このソーラーパネルはパナソニックのOEMである。
HIT太陽電池は、単結晶シリコンをアモルファスシリコン層でサンドイッチにした構造で、パネルが高温になっても発電出力が落ちないなど、高性能な良いパネルだというのは知っているが、さすがにこのパネルだとkW単価が40万円以上に跳ね上がる。
これまでに頂いた見積りの中では最も高価な太陽光発電パネルとなった。
S社の「松」の見積りで頂いた京セラ(35万円/kW)がすごくお買い得に思えてくる。
工事費を除いた中国製の安いキットなら、ほぼ2セット分買えてしまう。
確かにパネルの発電性能などが異なる分、価格もそれなりになるのは分かるが、ペイバックタイム等はやはりHITの方が長くかかりそうだ(厳密な計算はまだしていないが)。
さあ、どうするか。ボールはこちらに来てしまったから、急いで打ち返さないといけない。
またまた悩ましい事態となってしまった。
コメント
長州産業いいですね。産業用hit扱ってる施工会社がなかなか見つからないで苦戦してます。
パナ屋根設置38kwですがkw36万でした。ペイバック2~3年伸びますが20年で見るといいような気がします。
私的にそのパス、ナイスパスです!参考になりまくりです
長州産業のサイトにお問い合せのページがあるので、そちらから代理店・施工会社を教えてくれるようお願いしてみてはどうでしょうか。
パナでkW当たり36万円なら、まぁまぁじゃないでしょうか。40万円もすると、さすがに高杉て考えてしまいますね。
私の場合、土地のコストも嵩んだので、パネルのコストは何とか抑えたいと考えています。
聞いてみます。
いくらぐらいだったら安いでしょうか?
土地が高かったらなんかパネルも発電効率いいほうがいいようなきがするんですけどね?
コスト発電量が悪くなるような気がします。
具体的な額には言及しづらいですが、私が頂いた別の見積りでは京セラが35万円/kWだったので、パナでもそれに近い額なら安いと言えるのではないでしょうか。
発電効率は確かに良いに越したことは無いですが、ペイバック期間を計算した結果、パネルが良くても投下資本の回収に時間が掛かるのでは意味がないと考えるからです。
あと、PID試験でもパナは最良の4社には入っていなかったと思いますので、耐久性を考えると私なら国内製でも別のメーカーに惹かれます。
35万基準にしてますw
考え方はいろいろですからね。悩んでしまいます
多分ですがそのPID試験にパナなかったと思います。hitは構造上PID現象は起こらないらしいし今まで起こったことないです。なので長州も同様だと思います。
耐久性でも単結晶よりhitとかフロンティアの方がいいですし。ただアモルファスってのが気になります。
これNEDOの曝露試験のことなんですが5年で25年の予想してたと思います。そろそろ10年ぐらいたってそうなので結果知りたいです。
逆に国内製なら単結晶多結晶以外のパネルがいいと思うんですよね。
コメントありがとうございます。
確かに、パナのHITは例のPID試験では対象になっていないようですね。
構造上、PIDが起きないというのは初めて聞きました。私自身でも確認してみたいと思います。
この辺の話題でまた何か情報が得られたら、改めてブログにてお伝えします。
お願いします。
気になったのでチョット調べてみました。
どうやら騒がれたんで無駄に試験したっぽいですね。
例の試験の所と国内の機関で試験して全く低下なかったっぽいです。
やはりこの現象が起きない分他のシリコン系より耐久性あるようです。
40年とか前に灯台に設置したシャープのパネルって何%ぐらい劣化してるかわかりますでしょうか?
情報ありがとうございます。
ご質問の”40年とか前に灯台に設置したシャープのパネル”の劣化度合いについては、私も分かりませんが、これも分かり次第お伝えします。
シャープのパネルに関して私が知っていることは、フラウンホーファーのPIDでは京セラと共に国内勢として劣化無しで試験を終えた事、ただ現実には様々な評価もあることなどです。