プチソーラー見学・ゼロエミッションツアーの記録(1)

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バイオディーゼル燃料バスで行く太陽光発電見学の旅、出発

太陽光発電ムラ・発電所見学ゼロエミッションツアー
太陽光発電ムラ主宰のプチソーラー見学ゼロエミッションツアーが、昨日無事終了した。

ムラの中心人物である太陽王子がドイツ出張で不在ではあったものの、見学先であるグリーンソーラー発電所・所長のピッピさん、バスガイドの大役を務められたA嬢を中心に、筆者もスタッフとして至らぬながらも加勢させて頂き、なんとか無事に遂行することができた。

夜型で早起きが苦手な筆者なのだが、昨朝はきちんと5時半には目が覚めた。「まるで遠足に行く小学生のようだなw」と1人で自嘲し内心苦笑しつつ支度をし、集合地の西武池袋線・練馬駅へと向かった。

ただ、いつも使うパスモが出がけに見つからず、探していて自宅を出る時間が遅くなり、スタッフの癖に駅に到着したのが集合時間ギリギリ、既に一般の参加者の方々も何名もいらっしゃったので、大変に恐縮してしまった(汗)。

また、ドタキャンの方があったりなどもしたが、ともかく予定通り午前8時頃には出発が可能となった。

リボーンの壱岐代表全員がマイクロバスに乗り込み、出発の前に今回利用したバイオディーゼル燃料(BDF)バスのベンダーであるリボーン社・代表の壱岐健一郎氏から、BDFやバスについての簡単な説明を頂く。

通称「天ぷらバス」と呼ばれるBDFを使用するこのバスの燃料が食用油の廃油を精製して作られることなどをお話し頂いた。

「排気ガスからは微かに天ぷらのような匂いがすると思うので、良かったら是非嗅いでみて下さい。」とのことで、ご参加された方も実際に匂いを嗅いでみた方もいらしたようだ。

ゼロエミツアー・バスガイドのA嬢壱岐氏がお話を終え下車し、いよいよ群馬県高崎市に向けて出発進行。

発車後に、太陽光発電ムラ専属のバスガイドA嬢が、挨拶や注意事項の説明などを行った。

(にわか仕込みにしては中々サマになっており、この後に面白いハプニングも起きたりするのだが、それについては後述。)

グリーンソーラー発電所・所長のピッピさんさらに、本日見学するプチソーラー・グリーンソーラー発電所の所長・管理者であるピッピさんからも、ツアーに関しての挨拶があった。

そうこうする内に、我々を載せたマイクロバスはほどなく関越自動車道に乗り、一路群馬県高崎市へと向かう。
 

「太陽光発電クイズ」で車内が盛り上がる!

50kW低圧連係の産業用太陽光発電という共通の関心事を持つ方々の集まりということもあり、またこれまでのしげる会の懇親会やセミナーなどを通じて既に互いに顔なじみの方々もいたりなどもあり、バス車内ではそれなりに歓談の花もそれぞれの座席で咲いていたかと思う。

ただ、道中ですべてそれだけというのも、折角のバスツアーとして能が無い。

太陽光発電クイズということで今回のバスツアーのために主催者側でアトラクションとして考えていたのが「太陽光発電クイズ」だ。

この一連のクイズ、写真をご覧の通り全12問の3択クイズで参加者の方々の太陽光発電に関する知見を問うというもの。

太陽光発電クイズの1問目

もちろん筆者も回答をそれぞれの問で考えたが、一問目を除くと難易度がそれなりに高かったように思う。

というか、最初は簡単なのに2問目から難易度がいきなり上がったというか……

一問目は理系、特に電気・電子関係の学部学科を出られた方なら「オームの法則」はご存じのはずで、間違えようがない。文系の方だと難しかっただろうか?

太陽光発電クイズ・2問目

2問目以降は、太陽光発電モジュールの基準モジュール温度や基準AM(エアマス)値など太陽光発電に関する専門的な知識が無いと分からない問も多かった。

太陽光発電クイズに挙手で回答

車内の皆さんも挙手で参加下さったのだが、全問回答出来たという方はさすがに誰もいらっしゃらなかったようである。

また、このクイズだけでもそれなりに盛り上がったと思う。

だが、後の懇親会で全問正解者または最も正答率が高かった方の昼食を無料にするといった優勝の特典をつければ、さらに盛り上がったかも、といった意見も出た。反省点と言うか改善点である。

同様のツアーを次回もし行うとしたら、是非こういった趣向で臨みたいと考えている。

「グリーンソーラー発電所 高崎第1・第2ベース」に到着

BDF燃料のマイクロバス

「太陽光発電クイズ」が終わり、途中トイレ休憩のために上里サービスエリアでの小休止をした後、やがてバスは高崎でI/Cを下り、さらにグリーンソーラー発電所へと向かう。

嵐山ベースは関越道のインターチェンジから近いのだが、高崎ベースの方はI/Cから30分ほどかかる、と所長のピッピさん。

途中、この発電所がまだ工事中の夏の頃に筆者がピッピさんに案内してもらった時に立ち寄ってお茶のペットボトルをまとめ買いしたコンビニなどを横目に見つつ、我々一行を乗せたマイクロバスは発電所への道をひた走る。

半年前に来た時には、このような形でこのプチソーラーを再度訪れる事になるなどとは、予想すらしていなかった。

同時に、自身のプチソーラーの計画も何とか進行中であること、また太陽光発電ムラの運営にスタッフとして関わること等、多少は筆者の方でも進歩があったかな…などと感慨にふける間にバスは発電所のすぐ近くまで来た。

グリーンソーラー(産業用太陽光)発電所の見学会

前回の乗用車の時とは異なり、バスだと小型でも発電所の傍に駐車する事が出来ないため、ピッピさんはその辺での段取りを運転手さんに手際よく確認し、指示を出す。

産業用太陽光発電所の見学会@グリーンソーラー発電所

ほどなく、いよいよ我々一行はバスから下車し、グリーンソーラー発電所の「高崎第1ベース」と「高崎第2ベース」へと向かって歩いていった。

すると、ここでこの日最初のサプライズがあった。

夕刻のしげる会(懇親会)で合流するはずだった岡山のY嬢が、なぜかここにいるではないか!?

「なんじゃこりゃ!」と思いつつも、思わぬ場所での再会となったYさんを含め現地で合流した若干名の方々も交えて、高崎ベースでの見学会はかくして始まったのである。

グリーンソーラー発電所を各自がつぶさに見学

太陽光発電パネルを前に説明を聞く見学会参加者の皆さん既に書いた通り、筆者の場合、グリーンソーラー発電所の見学は今回が2度目である。

まだ系統連系や売電開始の前でソーラーパネルの設置やフェンスの工事を行っている時に筆者は見学させて頂いた。

あれから半年が経ち、防草シートの施工、東京電力との系統連系、「エコめがね」導入による太陽光発電量のモニタリングなども完備したプチソーラーとなって今回の見学会参加者一行を受け入れてくれた訳である。

参加された皆さんも、見学の仕方は様々だ。例えば…

  • グリーンソーラー発電所長・ピッピさんの説明を熱心に聞き、メモを取る方。
  • メジャーで太陽光発電パネル・アレイやフェンス等の距離や間隔を測る方。
  • 何やら器具を持ってきて、測定か撮影かを行っている方。

メジャーでフェンスを測る見学会参加者筆者は、今回スタッフでもあったので、まず写真撮影、そしてそれ以外にも必要に応じて臨機応変に見学会のサポートを行うという立場であった。

あとはピッピさんの説明を随時聞きながら、本ブログの記事取材のためにあちこちを改めて確認して回ったり、写真を撮ったりと言った感じで過ごした。筆者にとっては今回の見学会では、防草シートの施工の実際やエコめがねの導入などが参考になった。

それにしても、時間の経つのがなんと早いことか。

グリーンソーラー発電所見学会での質疑応答参加者の方々とピッピさんの質疑応答、発電所内をぐるっと一回りしての見学、参加者の方との歓談などしていると、あっという間に1時間程が過ぎてしまった。

高崎第1&第2ベースを後にして市内に昼食に向かう前に、全員そろっての記念撮影を行った。

顔出しNGの方もいらっしゃったのだが、初対面の方も多くどなたがNGかというのをあまり正確に記憶していないので、その集合写真をここで公開することは差し控えたい。

(続く)

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