この1週間に渡って先の「PV Japan」を振り返った。
大きなトレンド、つまりソーラーパネルの「脱3本バスバー電極」やパワコンの次世代素子(SiC/GaN)採用といった方向性が確認出来た。
本記事でそろそろ打ち止めにしようと思うので、アラカルト的にいくつかのトピックをご紹介しよう。
まずは、三菱電機のブースで見かけた光景。太陽光発電と電気自動車の充電や蓄電を統合したソリューションで、スマートハウスでは必ず出てくる技術「V2H(Vehicle-to-Home)」である。
「あれ?三菱なのに、なぜ『i-MiEV(アイミーブ)』じゃなく日産自動車の『リーフ』?」というのが筆者の素朴な疑問。日産のリーフにダイヤモンドのロゴマークというのは半端ない違和感(笑)。
誰かブースの説明員の人を捕まえて聞くべきだったと今こそ思うが、当日は気が急いていたためか、それともなんとなく面倒だったからか、聞きそびれてしまった。まぁ「大人の事情」が何かあったのだろうw。
次は、PV Japanに行く前にネットのYouTube動画を見つけて既に一度ご紹介していたが、ソーラーパネルの下側の架台の空間に縦軸の細い風力タービンを組み合わせた太陽光と風力のダブル発電システム。設備認定はどうなるのだろうか。
設備認定が面倒だと、オフグリッドで(系統連系せずに)使う方が楽かもしれない。
風力もあると、夜も風があれば発電してくれるので、この組み合わせ自体は良い考えだと思う。ただ日光もなく風も吹かない場合は電気が使えないので、オフグリッドだと蓄電池はあった方が良いだろう。
風力と言えば、国内の小型風力タービンではかなり頑張っているゼファーの風力タービンも出展していた。設備認定がされている20kW未満向けのものがあれば、検討したいところである。
あとは、スクリュー杭や様々な架台なども一通りチェックした。
筆者が1号基の施行をお願いしたS社は、シンボル「茂」ちゃんの巨大マスコットなども動員し、結構人目を引いていたw。架台にかなり力を入れていて、ソーラーシェアリングや敷き詰め型ソーラー発電用の架台などラインナップがさらに豊富になったようだ。
筆者がお世話になった営業のSさんを探したが見つからなかった。前回「PV Expo」の時に来られるかと聞いたら、「若い人が行くので・・・年寄りは留守番です(苦笑)」と少し残念そうだったが、今回もやはりPV Japanのスタッフは若い方が中心だったのかもしれない。
そして、最後にこれをご紹介しよう。
昨年までは出展していたかどうかすら記憶にないのだが、今年は嫌でも目に付いた黄色い看板と「ネコソギ」の大きな文字。やはり熱中症になるリスクと隣り合わせで猛暑の中をゼェゼェハァハァ言いながら草むしりなんてやってると切実になり、除草剤の展示にもしっかり目が向くのだった(笑)。
メガソーラー(プチソーラーでも同じと思うが)に良く生える雑草は、ギシギシ、ササ、ススキ、姫女苑(ヒメジョオン)、チガヤ、スギナ、セイタカアワダチソウ、ヨモギ、タンポポだそうである。筆者の発電所でも確かヒメジョオンとかいっぱい生えてたような気がする。いやー、勉強になった。
今度は9月初旬にある「[関西]PV Expo」に行ければ行きたいところだが、さてどうか。これがダメなら、次は来年2月の「PV Expo」となる。それまでは、とにかく1号基の残務処理や青色申告もあるし、2号基の立ち上げなどやるべきことに注力しなければ…
コメント