本日から3日間、いよいよ太陽光発電関係者なら見逃せないイベント「PV Expo」が東京ビッグサイトで開催される。
本業の都合で、誠に残念ながら筆者は今回のPV Expoに行けるかどうかまだ分からない。
そこで本ブログ読者の方でPV Expoに行かれる方のために、筆者ならこのイベントをどう活用するか、どう楽しむか、といった感じで記しておきたい。
まずはPV Expoのフロアプランを眺めてみよう。
最近はちょっとご無沙汰している感があるが、筆者は元々マーケティング関連の仕事を行っていたことがあり、こういったイベントのブースを出展する側だったこともある。
その経験で言えるのは、大きなブース=おカネが掛かったブースということであり、おカネを掛けて出展しているということは、それだけ気合が入っているという現れでもある。
あと当然、先立つものが無ければブースも出せない訳で、その意味では景気の良い会社がどこかということもフロアプランや実際に会場でブースの大きさから、それなりの確度で判断が出来る訳である。
例えば、先にも関連記事で書いた、LOOOP社。
本日このフロアプランをもう一度見ていると、実はLOOOPさんはブース2個どころか3個も出している。
そのいずれも、かなり広いブース。リード社は集客力に定評があるので、同社のイベントの出展料はかなり高いのだ。(筆者の知る限り、数年前でも1小間で50万円位。)
なので、LOOOPさんは今回のPV Expoの出展だけで恐らく最低でも2000万円は下らない先行投資を行っているはず。逆に、それだけ儲かっているし、今回のイベントで集客も出来ると踏んでいるのだろう。
他にも、国内大手の京セラやシャープに加えて、勢いのある外資系のメーカーのブースが大きくて目立つ。
例えば、筆者が採用するハンファQセルズだけでなく、中国のレネソーラやインリー、台湾Inventec Energy、韓国LG、現代重工などなど。
もちろん、ブースが小さいから駄目だということは必ずしもない。
例えば、米サンパワーなどはOEM事業もあるからか、ブースはそれほど大きくない。
しかし、分かる人なら「花より団子」でTOSHIBAやSHARPのラベルが無くても発電効率が良く品質も日本のメーカーが認めただけのものということで選ぶ訳である(例えば、ピッピさんみたいに)
先日、緊急開催されたセミナーのソーラーワールドも代理店のヨーロッパ・ソーラー・イノベーションさんとブースを出展しているが、そこも今回それほど大きなブースではない。
ということで、まぁ一つの目安にはなるが、当然それだけでは太陽光発電パネルを選ぶ際の判断材料の一つでしかないということ。
あと、この種のイベントでは出展社は当然ながらお客を捕まえようとして高いコストを掛けてブースを出している訳である。
なので、ソーラーパネルやパワコン、架台などの出物を真剣に探している方にとっても良い機会になるだろう。
それこそ、先日の太陽王子のセミナーで得た知識を総動員して、ブースで説明員の人に「太陽光発電パネルの○○試験の結果は頂けますか」と聞いてみたらどうだろうか。
説明員の人も、あなたがタダ者やただの冷やかしでは無いと分かり、真剣に対応してくれることだろう。
それで、そういった評価結果をきちんと出せるパネルメーカーでしかもコスト的に良ければ、採用すれば良いということになる。
最後に、これはまあどうでも良いことだが、カタログやノベルティを集めることが出来るのもこういうイベントの楽しみかもしれない。
(ただ、筆者は持って帰ってゴミになるのが嫌なので、あまり必要の無いカタログ、パンフレットやノベルティは最近できるだけ受け取らないようにしているのだが・・・)
それにしても、とにかくPV Expoは出展者数も多いし、大盛況になることは間違いなさそうだ。
なんとかして、筆者もせめて半日位は時間を作って潜り込んでみたいところである。
コメント
こんにちわ、通りすがりのLooop社員です。鋭い考察に頭が下がります。おっしゃる通り、3つのブースの基本コストはかなり高く、予算オーバーでした。なので、装飾や施工に関しては、ほぼLooop社員で行ったり、コンパニオンをあまり使わず、社員を出来る限り動員して対応したりと、コスト削減を頑張りました。おかげさまでたくさんの方々に見てもらえ、大盛況のうち終わりました。とくに風力に関するニーズ、引き合いが強かったように思えます。引き続きのご愛顧、よろしくお願いします!
通りすがりのLooop社員さま、
コメントどうもありがとうございます。
色々と勝手に僭越なことを書かせて頂き、大変恐縮です。
予算オーバーだったのですか?
フロアプランだけでは、さすがにそこまでは読めませんでした。
いずれにしても、今回のPV EXPOも非常に活況を呈していたと聞きました。
御社におかれましても、多くの引き合いがあったことと存じますので、是非元を取って更にご発展されることを祈念致しております。
こちらこそ今後とも宜しくお願い致します。