川内原発に関するパブコメ:今日〆切!

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先にお伝えしていたが、鹿児島県の川内原発に関するパブリックコメントの締切が今日である。

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筆者も本日ギリギリだが先ほど政府のパブコメのサイトから送信した。
以下、筆者が送信したパブコメを恥ずかしげもなくwご紹介しよう:

川内原発1号炉及び2号炉の設置変更許可申請書に関する審査書案に対する科学的・技術的意見とのことで、意見を述べたい。

まず、このパブリックコメント自体がどのような意図か必ずしも分かりかねる部分も多いが、基本的にはこの手続きによって何ら反対意見が国民側から出てこなければ、この審査書案がすべて国民の同意を得たものとして処理され、再稼働へという手続きを企図したものと考える。

しかしながら、この審査書案の内容はいわば「枝葉末節」であり、より本質的な地域住民や西日本全体さらには国内全体での国民的な議論を十分になされたうえでの再稼働に向けた手続きとしては不十分と考える。

例えば、もし3年前の福島のように事故が川内原発で発生したときに、住民の避難はきちんと行われるのか。

九州一円~中国・四国が放射能汚染されてしまったときに誰が責任を取るのか。

(先の原発事故の顛末を見る限り、国も電力会社も責任を取っていないことは明らかである。東京電力がばら撒いた放射性物質が「無主物」であるとの呆れた司法の判断があったことを見ても、九州で原発事故が起きたとき、同じように誰も責任を取らず、モラルハザードが繰り返されることは想像に難くない。)

川内原発が地質学的に断層や火山の影響を受けやすいと思われる立地にあることも、我々の懸念を増幅する。先に国か電力会社が示した火山の溶岩流のシミュレーションを見ると、なぜか川内原発だけを溶岩流が避けてくれるかのような結果となっていたが、そんなことがあり得るとは到底思えない。

今回の審査書案にて、再稼働の道筋はつけられたとするなら、スウェーデンのように九州電力本社を川内原発の敷地内に移転してはどうか。場合によっては首相官邸も移転すべきだ。

我々(少なくとも私)は、霞が関の無責任極まりない原発行政に反吐が出そうである。

ちなみに、霞が関の官庁街のオフィスビルの空気清浄器には放射性物質のフィルターが付いてるそうだが、それが事実だとしたら、これも国民をあまりにも馬鹿にした行為で絶対に許せない。

マスゴミも政府と結託して放射能汚染を報じないので、首都圏のほとんどの人は放射能汚染の問題などもう無くなったのだろうと思っているのだろうが、私は日々内部被ばくの恐怖と戦いながら、一日も早く西日本に移住したいと思いながら、毎日を過ごしている。

様々な理由で首都圏から離れられずにいる、小さな子供を抱えた母親にはもっと深刻な問題だろう。

この気持ちがアナタ方官僚に分かるか?海外に逐電した東京電力の卑怯な元重役たちに分かるか?

もういい加減に危険な原発のなし崩し再稼働と、処分に困る放射性廃棄物の処理を先延ばしにして我々の子供や孫、さらにはその先の世代に付を払わせるという無責任なことは止めるべきだ。

これ以上、あなた達の無責任で美しい日本を放射能だらけにするのは止めなさい。
そんなことよりも、東電の原発事故の収束に全力を注ぎなさい。

上述のパブコメの内容をお読み頂ければ、これ以上筆者として言うことは特にないが、もう少しだけ。

再生可能エネルギーで創エネを行い、省エネや畜エネも総動員すれば、原発なんて高くて危ない前世紀のテクノロジーは不要なのだ。

だが、日米原子力協定のような国家間のしがらみ、そして原発を作って売ることでお金儲けをしたい無責任なメーカーやそれらに対して許認可の権利を振りかざすことで利を得る同じく無責任な官僚、それら官僚のいうがままにしか動かない堕落した政治家が蔓延っているため、3年半前のような過酷事故が起きたにもかかわらず、本来やるべきことをせず、何ら反省もせずに性懲りもなく、また原発を動かそうとしているのである。

繰り返し書くが、九州の川内原発が事故を起こしたら、恐らく日本に放射能汚染されない地域はほとんどなくなってしまう。日本中の空気と水、食べ物が、放射性物質で汚染されてしまうのである。

奴らの無責任な再稼働でこの国をこれ以上、核のゴミと放射能だらけにしてはいけない。

【注】パブコメの締切は本日いっぱい(午前零時まで)なので、まだ提出していないが川内原発の再稼働が間違っていると思う方は次のリンクから是非意見を出しておいてください(科学的とか技術的とか、我々をビビらせるような注意書きがあるが遠慮は無用。言いたいことを言っておくべし):

九州電力株式会社川内原子力発電所1号炉及び2号炉の発電用原子炉設置変更許可申請書に関する審査書案に対する科学的・技術的意見の募集について

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