太陽光発電をしていれば、誰でも無料で入手できる仮想通貨
「ソーラーコイン(Solarcoin:シンボル=SLR)」という、マイナーな仮想通貨がある。
太陽光発電をしている人なら、誰でも無料でソーラーコインを得ることが出来るということで、筆者もわずかだが持っており、コツコツと貯めている。1MWhの発電電力量に対して、1SLRが付与される。
現時点では、1SLRが0.01~0.05米ドルといった相場となっており、巷では700万円を超えた等と話題が沸騰しているビットコイン(BTC)や、ビットコインの急騰に影響を受けて同様に値上がりしているイーサリアム(ETH)やリップル(XRP)等とは比べるべくもない。
ただ、一般人が手を出すには高騰しすぎてしまったビットコインとは異なり、手軽に始められる上、今は安値でも今後もっと価値が上がる可能性が無いとは言えないと考えている。
独自チェーンからEnergy Webに移行、ERC20トークンに
最近ソーラーコインの開発者側から発表があり、つい昨日ソーラーコインが独自ブロックチェーンからイーサリアム(Ethereum)・ベースのブロックチェーン「Energy Web(エナジーウェブ)」に移行したことが明らかにされた。
一晩明けた本日、筆者が公式サイトを見ると、以下のように赤字の太字フォントでデカデカと記載されていた:
要約すると、概ね以下の通り:
- ソーラーコインは、Energy Webブロックチェーン上のERC20トークンにハードフォークした
- ブロック3,977,777以降は、新しいチェーン(Energy Web)となる
- ブロック3,977,777以前のソーラーコイン残高は、今後2~3日以内に新しいソーラーコインで取得可能
- 1MWhあたり1SLRで得られるソーラーコインは、今後数日以内に付与を開始する予定
ERC20トークンというのは、ベースとなっている仮想通貨・イーサリアム(イーサリアム財団)が定めているプロトコル(Ethereum Request for Comment: token-standard #20)に基づくトークンで、イーサリアムのブロックチェーン上で生成されるもの。
まだ仮想通貨にあまり馴染みのない方には分かり難いかもしれないが、簡単に言えばソーラーコインの価値が上がる可能性が高くなったので、まだ保有していない方にはソーラーコインの取得と保有を推奨したいということである。
SMAパワコンのユーザはソーラーコインを簡単に取得可能
特に、太陽光発電でドイツSMA社のパワコンを使用している方は、遠隔監視システム「SunnyPortal」の画面にソーラーコインの取得を開始できるバナーが貼り付けられているので簡単にソーラーコインの取得と保有を開始できる。
繰り返すが、ほぼノーリスクかつ無料で入手できるとは言え、現時点ではソーラーコインの実質的な価値はあまり大したことが無い。
ただ、今から数年後にはもしかしたら大化けしている・・・かもしれないということで、太陽光発電でクリーンなエネルギーを日々創り出しつつ、仮想通貨で一攫千金?という夢を見られるのは中々楽しいのではないか、と思う。
最後に、筆者はソーラーコインの取得と保有を始めてしばらく経つが、特にこれといったデメリットや損失といったことは経験していない。
今後も、チビチビとソーラーコインの取得と蓄積を行うだけであれば、仮想通貨の売買でよく聞くような損失といったこともないと考えているが、いずれにしろ投資はくれぐれも各々方の自己責任にてお願いしたい。
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