太陽光4号基:最短距離の連系を断念、電柱2本の代案か

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最短距離での連系は断念も「第三の案」が浮上:4号基

太陽光3号基プロジェクト(広島県南西部)の進捗は、土地取得手続きの最終段階である。
必要な書類のやり取りはほぼ完了し、いよいよ残金の決済のみを残すばかり。

「エイヤ!」で今月の20~25日位に振り込むと不動産業者と行政書士の両氏にはお伝えした。
ということで、振込の手続きをサクサクとネットで済ませなければ……

一方、東広島の太陽光4号基の方は、仲介不動産業者さんのお陰で、局面打開の善後策が動き始めた。

こちらは、連系のための引込線を近隣のよそ様の田んぼの上空を通すことができるかが焦点だった。だが、それについてはやはりほぼ無理だとのことで最短距離での連系は断念(なんでも、その農家の方は変わっていて、村八分になっているとかなっていないとか…)。

かといって、中電側が当初提案していた引込線の迂回は、電柱3本追加で連系工事負担金が150万円を超えるのはほぼ確実だったため、それを回避したいということから「第三の案」が浮上した。

それは、この用地の南側から連系するというもので、この際にもやはり他の農家の方の田んぼの上空を電線が通るという点では断念した案に近い面がある。

BFエナジー太陽光発電所4号基(予定)パネル配置図(暫定)

違うのは、こちらの案で上空を通過する田んぼを所有する農家の方が話の分かる良い方で、上空通過の了承をしてくれそうとのことだ。電柱も必要だが、2本程度で済むとのことで、これなら妥協しても良いかなと考えている。

こちらも、仲介の不動産業者と電気工事会社のご担当の両氏にお任せしているので、果報は寝て待てというところだが、とにかく3号基の方を先に進めて年度内に連系させなければという状況である。

閑話休題:太陽光3号基以降のパワコン機種変更を思案…

それにしても、本業の仕事が大変である。欧州への出張の間も祝日無しで働いていたが、原稿を書く作業量がかなり多くて現時点で設定されている〆切に間に合わせるためには、今度の三連休も仕事をしなければならなさそうだ。

2号基の遠隔監視の方も延び延びとなっていて、なかなか太陽光発電の作業を進めるためにまとまった時間を割けない感じで気ばかり焦る。「もう我慢できない!」と、少し前にブラック企業での勤務を晴れて「卒業」されたAZさんを羨ましく思うことも多々ある。

あと「ポンコツGP」を主催中のブログで報告されているパワコンの故障頻発は、筆者もこのT電機の同じ機種を採用しようとしているので、正直なところ非常に不安を感じる。

もし可能なら、同様のスペックで他の信頼性の高い機種に変更できないかと思案中だ。

現状、岡山に行くだけでもかなり大変なのに広島の2カ所でパワコンが頻繁に停止や故障するようでは、とてもじゃないが副業で太陽光発電事業を運営など出来ないと危惧している。

コメント

  1. 農民 より:

    こんにちは。
    私も上空通過に苦戦しております。
    電柱の設置場所は道路ってことでしょうか?トランスからパワコンまでの線の長さはどのくらいになるのでしょうか?参考にしたいです

    • ビッグふぃ~るど より:

      農民さま、

      お返事が遅れ失礼しました。
      電柱の設置場所は、私もまだはっきりと把握できていないのですが、多分道路ではなく、太陽光の用地内とか田んぼの畔とか、そういった所になるのじゃないかと想像しています。

      トランス~パワコンの正確な線長もまだ不明ですが、数十メートル位になると思われます。

  2. FM より:

    こんばんわ。お仕事お疲れ様です。パワコンは、電力会社に申請をきちんとすれば、変更可能ですよ。私も変更しました、三相同士なら、色んなメーカーありますから、絶縁トランス工事が、別途必要になることもありますので、ご注意を!40万円位するらしいですが。私も、電柱4本新設して迂回しましたが、39.6kw、350kwの2基で、負担金合計 60万円位でしたよ。後から、追加請求が、なければですが。今は、お疲れの様ですが、最後は、きっとうまくいきますよ!難産の子の方が、竣工後は、可愛く思えますよ。

    • ビッグふぃ~るど より:

      FMさま、

      コメントと暖かい労いのお言葉を下さり、ありがとうございます。

      実は、先ほどポンコツGP主宰者の方から詳しく話を聞きまして、絶縁トランス工事が必要でも変える方が良いかなという考えに傾いております。(詳しいことは、あまりブログに書けないですね。。。)

      うーん、難産の子、そうですね(笑)。
      3&4号基は海からの距離は問題にならないと思っていますが、5/6号基はパワコンの機種を変えるべきかなと思っています。

      この辺、また本ブログにてお伝え出来るかと思いますので、引き続きご笑覧頂ければ幸いです。

  3. パワコンマニア より:

    海からだいぶ離れていればT電機でもそれほど壊れる心配はないかと思います。SFLでだいぶ改良されてるでしょうし。逆に塩害地域外とはいえ海岸にそこそこ近いのであれば三相ならSMAが安牌、単相なら色々メーカーの選択肢があります。

    ただ広島だと中部電力なので三相パワコンは絶縁トランスは必須だったような。SMAだと追加工事が必要な上に発電効率が下がるのがネックです。SFLは高周波絶縁トランス内蔵なのでなんだかんだ言って悩むところですね。

    • ビッグふぃ~るど より:

      パワコンマニアさま、

      コメントとアドバイスどうもありがとうございます。

      件の某氏も湿気や塩分の可能性があることを指摘していましたので、海から遠い場所ではそれほど故障のリスクは無いように思いますが…5/6号基は海から比較的近いので、PCSの機種変更をしないと後々大変になると思っています。

      ご指摘の通り、中国電力は絶縁トランスが必須との話です。

      正におっしゃる通りなのですが、産業用太陽光発電は20年の長丁場となりますので、いずれにしても後々のメンテナンスで最も適切となる進め方をしたいと考えています。

  4. 蛇野 より:

    国同士の問題では、最近、トルコの領空侵犯をしたということで、戦闘機が撃ち落とされたということがありました。
    個人でも、領空は犯されたくないということです。土地の場合、所有権という権利は非常に強いですね。
    それを、わがままと見るかどうかですが。

    • ビッグふぃ~るど より:

      蛇野さま、

      コメントありがとうございます。ご指摘の点、おっしゃる通りですね。

      発電事業者としては、上空を使わせてもらえなければ、この国の現行法に則ればそこは諦めるよりほかありません。我儘と言えるかは微妙ですね。

      こちらとしても、自らの事業や利益として行っている事なので、それも我儘と取られることもあるでしょうし。しいて言えば、太陽光発電という環境に優しいエネルギーの普及に多少なりとも貢献しているとは考えていますが…