単管パイプと太陽光発電づくしの2日間
単管パイプ架台による太陽光発電所の施工手伝いから昨晩遅くに帰宅した。
土曜の朝が早くやや強行軍だったが、密度が濃い施工体験ができ参加して良かったと思う。
ちなみに、参加した施工体験会は、次の告知ページのものである:
先の週末は、このイベントの続きのような形で行われた施工体験会という形で、北杜市の限界集落の近くにある太陽光発電所建設現場で作業を行った。
この北杜星という会社は、本ブログでもご紹介(下記)したことがある単管パイプによる太陽光発電所の製作本を著した大友哲氏が設立した企業である。
以下が、取り急ぎ今回参加した単管パイプ架台による太陽光発電所の施工体験における日程の概要である:
1日目 天候:晴れのち曇り
ソーラーパネルの設置
集合
単管パイプ架台
斜度が急な架台への設置草刈り
夕食
北斗星・大友社長も交えた歓談
2日目 曇りのち雨
(この日の面子は北杜星の方以外、太陽光ムラ関係者の3人のみ)パワコンの設置
単管パイプの取り付け
レースウェイの取り付け→パワコン
パワコンの取り付け(2~3人がかり)
パワコンのケーブル接続部分の加工帰路
AZ氏の分譲型太陽光発電所見学
日本に一件しかない大戸屋での夕食
単管パイプは太陽光など自然エネ発電所施工に大変有用
施工の各セクションやハイライトについては、今後いくつかの記事で追々詳細にお伝えしたい。
全体としては、既に大友氏の著書で学び、自身でも遠隔監視用に100Wオフグリッド電源の架台で実践していた、単管パイプによる太陽光発電施工についての知識やノウハウを、施工中の太陽光発電所での実際の作業によってさらに深めることが出来たと考えている。
一般に、建築現場の仮設足場やフェンスなどに利用されることの多い単管パイプ、突風や台風で大破した太陽光発電所が話題になったりもする昨今だが、強度などをきちんと計算し必要な設計や施工で対策を行うことにより太陽光を始めとする再生可能エネルギー発電所などでの応用に低コストで幅広く活用することが十分に可能ということを再認識できた。
業務連絡: Looopガレージセール、過度の期待は禁物
今回の道中、AZ氏から、先に記したLooop社のガレージセール(9/12開催、詳細は下記)が実際の内容よりも大幅に期待感を煽るような記事ではないかとのご指摘を頂いた。
筆者としては、決してそのように書いたつもりはないのだが、Looop社から詳細な内容を入手された方には目ぼしい商品が無いとガッカリした方もいるとのことで、在庫処分セールというイベントの性格上、その辺は重々ご了承おき頂きたい。
ということで、この件について、Looop社のガレージセールに関心をお持ちで参加しようとしている方は、事前にLooop社にご連絡のうえ、詳細を確認されておくことを強くお奨めする次第である。
コメント
お疲れ様です。ただ北杜市というと、町の30%近くの面積が太陽光に申請されていて、
景観が崩れているとかコラムに書かれていて、かなり厳しい目があるんですが大丈夫でしょうか?
毎日新聞にも
http://mainichi.jp/graph/2015/09/06/20150906k0000m040106000c/002.html
こんな記事が書かれていますので、業者様にはご連絡して、近隣住民の皆さんに
説明をしておいたほうが無難だと思われます。
匿名希望さま、
コメントありがとうございます。
危険斜面か、という意味では、こちらの発電所は元々田んぼの間にある斜面なので、山の木を伐採して土砂に対する耐性が無くなるような場所ではなく、大丈夫かと思います。
景観や周囲との調和という点は、当方には分かりませんので、一応関係者の方に貴殿からのコメントをお伝えさせて頂きました。必要があれば、対応策が取られることを期待したいと思います。
loop問い合わせたけど微妙ですね。わざわざ行くほどでもなさそう。
aki様、
コメントありがとうございます。
人それぞれですので、このガレージセールも、喜ぶ人とそうでない人の両方がいらっしゃるかと思います。
私にとっては、価値のあるイベントと感じてますので、予定通りに行くつもりです。(もちろん、本ブログのネタ収集という狙いもあり)
お疲れさまでした。
今回の件、参加者としてフォローするわけではないのですが、大きな目的として、会社としての事業化というものがありますが、(そのため、FITを使った系統連系を行うので、オフグリッドの太陽光推進者の方と意見が分かれたとも聞いています。)将来的に高齢化が進んでいく農村に対して経済効果を与え、村を維持させる取り組みを行っていきたいという意識があるようです。
本当にそう進んでいくのかなどはわからないかもしれませんが、同意できる部分も多かったと感じてます。
社長は個性の強い方でしたね。
松浦さま、
過日はどうもお疲れ様でした。また、帰路では大変お世話になり、どうもありがとうございました。
ご指摘の点、私としても同様に感じています。
オフグリッドは、ビジネスモデルとしてFITよりも難しい面があることは確かですね。
大友社長、おっしゃる通りでしたが、脱原発など含めて私が共感できる所も多いかなと感じました。
周囲住民と事業者には大きな溝があります。
事業者は反対と言われてもそうですかと、引っ込まないと思います。
ゆえに対立となるという図式です。
北杜市でも別の場所では、住民のメガソーラー反対運動が起きており、工事がストップしているとのことです。
未着工が設置されたものの何倍もあるような状況だと、これからの設置は非常に困難で、やろうとすれば摩擦が起きるのは必定と思います。
蛇野様、
この問題は、各事業者がそれぞれの場所で誠意をもって説得するなり、何らかの解決案を提示するなりといったことが必要かと思います。
当方の6号基も住宅地の中という感じなので、何らかの対応策が必要になるかもしれません。