太陽光発電の土地探しで訪れた姫路市林田近辺でミドルソーラーを偶然見つけた。
どうやら、最近出来たばかりのようで、連係はされていないようだ。
筆者が下見に来た貸物件と同様、このミドルソーラーも元々は田んぼだったことは、道路との間に用水路があり、その用水路をまたぐコンクリートの小橋がいくつかあったことからも容易に分かる。
以下、分かった範囲でこのミドルソーラーのスペックなど。
まずソーラーパネルは、韓国Hyundai製の260W。このパネルを横に7枚、縦に6枚並べて構成したソーラーパネル・アレイが全部で11列南北に並んでいた。さらに一番南の部分に横5枚、縦3枚の合計15枚の小さなソーラーアレイがあったので、合計すると477枚。
したがって、477×260=124,020 ということで124kWのミドルソーラーということだ。
パワコンは田淵電機製の「Enetelus(エネテラス)」がソーラーアレイの後ろ側に一つずつ設置されていた。アレイ一つがほぼ10kWなので、恐らく9.9kWのタイプかと思われる。
架台はかなりしっかりした作りのもので基礎は単管パイプのようだが、地面はなんとアスファルトで全面を固めている。
最近の日経BPのメガソーラービジネスの記事にアスファルト全面舗装のメガソーラーというのがあったが、ミドルソーラーでもアスファルトというのは凄い。この太陽光発電所を手掛けているのは、どこかの土建業関連の会社なのかもしれない(そうなら、アスファルトを敷き詰めても恐らくそれなりに安く出来そうだからだ)。
このミドルソーラー発電所の最南端と最北端の部分にはポールが立ててあり、監視カメラも設置されていた。北側のポールには分電盤みたいな箱もあったので、多分こちら側から系統に連係するのだろう。
先述の当方が下見した物件で出力抑制だの、バンク逆潮流だのという但し書きがついていたのは、このミドルソーラーのせいだけとは思えない。
筆者の1号基と電力の需給という意味ではそれほど変わらないように見えるのになぜそういった出力の制限が掛かる恐れがあるのか、ちょっとした謎である。
姫路での下見のドライブでは、他にも1、2興味深い太陽光発電所があったので、もう一つだけ次の記事でご紹介したい。
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