レオ様も投資、太陽光でダイヤを増殖させる新技術!?
太陽光発電の技術を応用して少量のダイヤモンドを増殖させるという技術を開発している会社が米国のシリコンバレー(サンフランシスコ)にあり、そこに米国の著名な俳優レオナルド・ディカプリオ氏が投資していたそうだ。
ハリウッドのお金持ちには、そういう海の物とも山の物とも分からない(?)ベンチャー企業に投資する余裕資金もあることは間違いないようだ。
この記事だけではまだ詳細は不明だし、率直なところ胡散臭いというか、錬金術みたいでマジにダイヤモンドが増殖できるのか?という疑問も拭いきれない。
ということで、このダイヤモンド・ファウンドリー社の公式サイトを見てみると、この会社の設立にはマサチューセッツ工科大(MIT)、スタンフォード、プリンストンといった一流大学の技術者が参加し、太陽光の技術を活用して開発したブレークスルーの技術だと記してある。
確かにダイヤモンドは炭素の同素体で、合成ダイヤモンドを人工的に製造する方法も既にあるので、技術的には恐らく可能なのだろうとは思う。
ダイヤモンド・ファウンドリーが事業として成立するか
ただ、従来の製造法と比較して本当にもっと安いコストで作れるとか、何らかの際立ったメリットが無ければ事業としては成立しないだろうし、そこまでディカプリオ氏が見極めて投資したのだとしたら大したものだが…
ディカプリオ氏が投資を決めた理由として、ダイヤモンドファウンドリー社のダイヤ増殖技術が太陽光を用いることで環境に優しいからということもあるそうで、この技術が本物であれば確かに素晴らしいと思う。
ゆかしメディアや他の米メディアの記事によると、ダイヤモンドファウンドリー社の創業者はナノソーラーという太陽光発電関連のベンチャー企業を立ち上げたR. Martin Roscheisen氏。
ナノソーラーが一昨年倒産してしまった後に、今回のこの会社を創業したらしい。
日本じゃベンチャー企業を一度倒産させてしまった人がまた再起できることが一体どれくらいあるだろうか。この辺がアメリカらしいというか、失敗に寛容というか…
ともかく、九電ショック以降、この国の太陽光発電産業に少なからず陰りが見られるなか、こういった夢のような話題が海の向こうから出てくるのも悪くないかもしれない。
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