先の記事でお伝えしていた、当方の用地のすぐ隣(=分筆して筆者が買った土地の残りの部分)の太陽光発電所のことを記しておきたい。
この用地、もともと5段あった段々畑または棚田の上側2段で、筆者には不要だったもの。
この土地を少しでも早く手放したがっていた元の地主が分筆に応じるとの条件で、購入を決定したのだが、南北に細長くしかも狭いため、残り物のこの用地だと、さすがに使い道がないし、誰も買わないだろ~な~、などと勝手に思っていた。
ところがどっこい、逞しい太陽光発電事業者がいたものだ。
恐らくは筆者のように個人またはそれに毛の生えた規模の合同会社などの法人が設置したものと思われるが、何しろこの南北に細長い狭小地にパネルを敷き詰めていた。
つい最近、設置工事を行ったらしく電気工事がまだだったが、恐らく今月中、遅くとも来月の上旬くらいまでには連系まで完了しているだろうと予測する。
パネルのブランドは、筆者が1号基で採用したQセルズ。
ただ、こちらのパネルは72セルで340Wとかなり高出力型である。
当方が1号基を設置した頃から既に3年程度の年月が経過している。
その間にも太陽光パネルの効率改善や低コスト化が大幅に進んでいるため、この狭小地でも採算が合うと見て、上側の2区画を購入したのだろう。
低圧には間違いないが、一体どの程度の規模なのかと思い、パネルの枚数を数えてみた。
すると、某過積載番長が東関東の某所で採用した「段々架台」のように設置しており、驚くべき事になんと100枚もの72セル高出力パネルをこの使い難い狭小地に並べていた。
ということは、340W×100=34,000W=34kWの設備容量である。
コスパを重視して恐らくパワコンは20k~30kW程度にしているのだろうと思う。仮に、9.9kWのパワコンなら3台で連系出力は29.7kW、5.5kWが5台なら、27.5kW、6台なら33kWとなる。
狭くて使い難いのだが、筆者の取得した下側3段と比べると上側にあるぶん、日当たりはこちらの方が良い。逆に、筆者の用地には、この発電所のパネルによって特に午前中など一部に影がかかるのである。
この2段の用地をフル活用して太陽光発電が行われる分には何ら問題はないのだが、一つ困ったことがあった。
それは、この2段分の土地を購入した人が施工の際に、近隣の民家の方に迷惑をかけてしまっていたことである。
その人が工事を委託していた工事業者が、あるご近所さんの出入り口をクルマで塞いでしまい、そのご近所の方がクルマを出し入れできなくなったりしたことがあったというのだ。
今回筆者が現地入りした際、その辺の苦情めいたことをそのご近所の奥様から、とうとうと聞かされてしまい、閉口した。
筆者としては、「当方の施工の際には、ご迷惑をおかけしないよう、十分に注意いたします。また、ご主人のおられる際に改めてご挨拶にも伺います。」と述べるのが精いっぱいだった。
モタモタしている筆者の要領が悪いせいで、ただでさえ問題の多いプロジェクトが一層やりにくくなってしまった。
ともあれ、今では貴重な32円案件。なんとかして今年中に系統連系、稼働にまで漕ぎ着けなければとは思っている。
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