見積りを頂いた後も、まだ色々と気になった事の確認をしたり悩み中だったりである。
そんな中、興味深い情報をネットのニュース記事で入手した:
その手があったか太陽光発電、一見無駄に見える太陽電池が1.4倍の差を生む
ピーク時以外の出力を底上げし発電量を大幅アップ
Looop社のやり方の詳細は上記リンクの記事を読んで頂くとして、簡単に言えば、パネルの量を50kWより少し増やし、パワコン側で出力を50kW未満にカットすることで、パネル側がフル出力以外の時の出力を底上げして増やすことによって、全体的な売電量=売電収入を増やそうという発想である。
なるほど~、そういう手があったか、と筆者は内心で唸った。
もちろん、このLooop社のやり方ではフル出力の時には、せっかくパネルが発電した電力の一部(Looop社の例の場合、最大22kW程度)を捨てることになる。しかし、フル出力が出る時間帯は一日あるいは一年の間でも比較的少ないため、それ以外の時の出力を底上げすることで売電量を上げると言うのがミソだ。Looopの一部顧客間では評判も良いようだ。
これについては、太陽光発電ムラのFacebookグループでもいろいろとクチコミや議論がなされており、筆者も意見を書き込んだりしたのだが、太陽王子は筆者に対して以下の点をクールに指摘してくれたのである:
- このようにパネル枚数を増やすシステムの場合、パネルを安くしないと費用対効果が悪くなる
- パワコンのコンデンサが吹っ飛ぶ可能性があるので、そのあたりの注意も必要となる
正攻法でいくなら、やはり低圧連係で発電所を二つ(つまりパワコンを定格内できちんと使用)とするか、あるいは蓄電池でも使うかということになる。
いずれもコストアップ、特に定置型蓄電池がこれまた高くつくし、しかも蓄電池に貯めた電気を売ってはいけないのである。
(たしか、電気事業法の規定に抵触…)
上述の記事を最初に読んだときは、これは良い考えだ!とぬか喜びしたのだが、そう都合よくは、やはり行かないということのようだ。。。
コメント
こんにちは。
このやり方家庭用の太陽光発電で結構やってると思いますよ。家庭用のパワコン5kwぐらいのが多いので1つにするか2個にするかで考えましたから。
事例は多いかと思います。
野立てについてはあまり調べてないので実態がわかりませんが、意外に設置角度30°でない人も多い気がします。その場合この戦法絶対トクだと思います。
あとこの場合パネルはフロンティアやバックコンタクトのパネルだとパネルの性能が100%発揮出来ると思います。他はわかりませんが緯度の高い国のパネルだとそーゆー工夫がしてあると思うのですがどうなんでしょうか?
太陽光発電の一日の発電グラフ、これらのパネルは大袈裟に言うとドームのようなグラフになると思います。それ以外の普通のパネルは富士山のようなグラフだと思うので。
私はあまり興味ないですが電気の需要と供給的にお昼休みの矛盾が少しでも解消されそうですしね。
この瞬間最大発電の時の数字が見たくてモニターよくみますが普通のよく晴れたいい天気の日ではまずないです。
チャンスが有るとしたら4月、5月、6月、の11時ぐらい天気は北風が強く吹いて尚且つ曇り空で太陽がヒョコッと出た時にしかでません。しかも一瞬カメラ撮影できないです。
家の設置角度は多分20°ないです。この条件だとパワコンより10%多く設置しても無駄はほぼないと思います。
パワコン詳しくないですがおそらくカット機能が働くと思うし最悪でもヒューズが飛ぶぐらいで監視していれば問題無さそうな気がします。
独立型の太陽光発電で遊んでるんですがそれのパワコン代わりのインバーター12ボルトのやつを間違えて24ボルトにつなげてもヒューズが飛んだだけでコンデンサは無事でした。余談ですがプラスとマイナス間違えたらコンデンサー吹っ飛びましたw
定格超対策自作だと蓄電もそうですが良い装置いっぱいありますよ。ただ50kwにはまだ対応してなさそうだし保証とか東電うるささそう。
太陽光発電ムラのFacebookパネルの性能の話とか討論してるんですか?行ってみたくなりました。
農民さん、今日は。
いつも興味深いコメントありがとうございます。
家庭用では、このテクニックがかなり使われているんですか?知りませんでした。
実験的に色々とやってみるのは良いですね。
私もそういうのをやりたい所ですが、手狭だからなぁ~…
電力会社は系統網が乱れるのを嫌うので、パワコンを素人が弄るのは嫌がるでしょうね。
Facebookは、ログインしているときウィンドウ一番上の検索窓で 「太陽光発電ムラ」と入れて検索したら出てきます。
メンバー以外は会話の内容を見れないので、参加の申請をすれば、太陽王子にすぐ承認してもらえると思います。