九州・熊本で太陽光の土地探し

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(「環境先進国・ドイツにみる、日本の太陽光発電の今後」の続き)

昨日、ほぼ一日がかりで熊本周辺の2カ所ほどで太陽光発電用地の下見を行ってきた。
結論から言うと、いずれも太陽光発電で使うにはあまり魅力的な物件とは言えないかな…と言う感じであった。

まず最初に見た玉名市北部某所の物件。
ここは、坪単価が1万円ほどと価格的にはまずまずなのだが、「建築条件付き」である。

つまり、この物件を紹介してくれた業者を通して太陽光発電所を設置するか、または別途紹介料をお支払いして他の施工業者に頼むかということになる。現状、この業者に対してはまだ、どのような評価をしてよいかあまり情報がない。

そして、土地の形状は北東から南西に細長い。つまり、ソーラーアレイを何列も敷き詰める形にしなければならず、使い辛い。

何よりも、物件の西側は木が茂っていること、東側は住宅が立っていることなど、日当たりが少々悪いことだろうか。南側は比較的開けていたので、日中の日当たりは悪くなさそうではあったのだが。

熊本の太陽光向け土地探し

詳細なシミュレーションを行って収益見積を出せば一応プラスになるとは思われるが、32円/kWhで考える場合、それほど積極的にここで太陽光を…というには少々厳しい気がした。

次に見た荒尾市南部某所の物件も、同様で日当たりがイマイチ。また、系統の電線・電柱への距離もあり、さらには古い建物付きで、その解体や廃材の処分に余計な手間暇が掛かることを考えると、不動産業者の方が言っていたように、ここを見た他の人がみなパスした理由は明らかに思えた。

熊本の太陽光向け土地探し

また、いずれの物件もアクセスするための道路の幅が細く、工事でトラックなどが入って行くのが少々厳しい感じだった。

このような理由で、現在も売れ残っている物件には売れ残る理由があるのだな、とつくづく思う。(続く)

<おまけ>
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コメント

  1. vaceba より:

    九州でこれから太陽光というのはどうでしょうか。すでに設備認定量が約1700万kWと、九州電力のピーク電力を超えており、九州電力管内で消費できないことは明白です。

    • bigfield より:

      vaceba 様、

      コメントありがとうございます。
      確かに設備容量では既にピークを越えていると認識していますが、実際にはまだ着工すらしていないものもあるので、検証が必要かと思います。完全に諦めてしまうのは、まだ早いのでは。。

      この件については、少しも調べてみて、別途ブログの記事としてご報告したいと思います。