【速報】中国インリーソーラー、支払手形の70%を返済と発表

インリー、倒産や破綻といった最悪の展開を回避か

中国インリーソーラー(Yingli Green Energy)が、昨13日が期限となっていた中期支払手形(MTN)の相当量を返済したと発表した。

インリーの抱える債務は額が大きく、返済が期日までに行われるか、行われない場合に債務不履行となって倒産・破産といった事態に発展するのかが注目されていた。

最近も日経がインリーの子会社である保定天威英利新能源(Baoding Tianwei Yingli New Energy)社の債務不履行の可能性を報じるなどしていたため、インリーはついに倒産か、と思われた方も多かったのではないかと思うが、今回の相当量の返済によって、ひとまずそういったドラスティックな破綻劇は回避された模様である。

同社の13日付ニュースリリースによると、具体的には今回返済予定となっていた債務の支払い期限は2015年末まで延長されていた。同時に、遊休地の整理や系列子会社ファインシリコン社が保有していた施設の取り壊しなどにより、利息を含む支払手形の約70%、7億元(1億1000万ドル=約130億円)が13日までに返済されたという。

この中期支払手形は、天威英利が2010年10月に5年間、無担保で10億元(1億5700万ドル≒180億円)の借入を行っていたもの。インリーは債権者と引き続き緊密に協調していくとし、残りの債務も1年で返済できる見込みとしている。

株価は持ち直したが、国内事業者の懸念は続く…

今回の債務履行問題では、返済期限の延長や相当額の返済が当初の返済期限までに行われたことによって、債務不履行(デフォールト)という最悪の展開に至らずに推移している。

これを受けて、ニューヨーク証券取引所(NYSE)における同社の株価も、13日の午後1時(東部夏時間)の段階で一株0.56ドルとやや持ち直している。同社の株価は、債務不履行の可能性がもっとも懸念された9月末には一株0.33ドルまで下落していた。

インリーソーラーの株価 (2015/10/13) 出典:Yahoo! Finance

インリーソーラーの株価 (2015/10/13) 出典:Yahoo! Finance

日本国内でインリーのソーラーパネルを採用、設備認定もインリーで案件を進めている事業者にとって、インリーの破たんがこの10月の段階でひとまず回避されたことは朗報かと言える。

その反面、ソーラーパネルの迅速な提供には引き続き懸念が残る展開となった訳で、依然として余談が許されない状況とも言えそうだ。

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コメント

  1. 匿名希望=通りすがり(鬼) より:

    つぶれた方が、パネルの変更もできるんで良いんですけどね。
    つぶれないと、不安定なままですし、長期保証も口約束ですしね。

    いちどつぶれて再建ならその後の設置で長期保証も機能するんでしょうけど。

  2. ビッグふぃ~るど より:

    匿名希望=通りすがり(鬼)さま、

    確かにおっしゃる通りで、潰れてくれた方がすっきりしますよね。
    設備認定に制度的な欠陥があることはもはや間違いがありませんが、国内メーカーを利するつもりで(?)作った制度が結果的に中国企業を無用に助けている状況です。

    太陽光ムラの関係者でインリーを採用された方から、理不尽な現状を少し伺っていますが、経産省は設備認定の欠陥を早く修正すべきだと本当に思います。