ホンハイはシャープを清算に追い込むのか?

台湾・鴻海精密工業ホンハイ、英語の通称:Foxconn)によるシャープ買収に関して、深田萌絵さんがFacebookで発信していた情報より、以下お伝えする。

Barron’s Asia(英語圏の財テク・メディアBarron’sのアジア版)ブログでは、「ホンハイはシャープを清算に追い込むのか?」との刺激的な見出しで今後のシャープ経営再建(危機?)のシナリオを予測している。

英語が苦にならない方には原文(記事の下のリンク)も是非ご覧頂きたいが、それら4つのシナリオを掻い摘んでご紹介したい。

  1. ホンハイの要求する全条件に銀行が合意、3/31までに契約締結
  2. 産業革新機構がシャープの経営再建に再び乗り出す
  3. 銀行が5100億円の債務の支払い期限を延長し、協議を継続
  4. 債務返済の不履行により、シャープは法的整理へ

同ブログの見立てでは、シナリオ1が現実化する可能性はシナリオ4と合わせて高い(50%)としている。

シナリオ2については、その確率は低いと見ている。
シナリオ3についても、そういったことが可能なのか分からないとし、最後のシナリオ4、つまり法的清算の確率が以前は5%未満だったが、現在は30~40%に上昇したと分析している。

期限が迫るシャープと異なり、ホンハイが交渉を急ぐ理由はまったくない

深田萌絵さんも指摘しているが、法的整理となり会社の株式が紙屑となった暁には、ホンハイはシャープの液晶事業を現在の交渉における価格よりずっと安く買い叩ける訳だ。

だから、ホンハイがシャープ買収交渉を急いだり焦ったりする必要性や理由はまったくない。

シャープの経営陣と株主や債権者などのステークホルダーだけが、いまや債務の支払い期限が刻一刻と近づくのを焦燥に駆られるばかりという状況である。

シナリオ4となった場合、太陽電池事業も恐らく二束三文で叩き売りとなるのだろう。

それでも、太陽電池のグローバル市場も供給過剰に陥っているため、シャープの太陽電池事業関連資産もなかなか買い手が付かないのではないだろうか。

少なくとも、以前その可能性が報道されていた、ソーラーフロンティアがシャープの太陽電池事業を買収する可能性は、やはり相当に低いように思う。(魅力があるのは、顧客リスト位?)

もっとも、シャープが高値でシリコンを買いつけざるを得なかったという契約がここで一旦ご破算となれば、工場などを格安で買い入れて低コストで太陽電池製造をしたいというメーカーがもしかしたらあるのかもしれない。

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コメント

  1. 前田孝紀 より:

    シャープは大変な事をしています。テレビのパネル交換が常時しています。気をつくろ