刈払機への草の巻付きを低減する方法

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今日から2週間ぶりに岡山~広島での太陽光発電所メンテナンス行脚である。

と言っても、前回は呉の7号基だけの作業だったので、それ以外はほぼ1カ月ぶり。中国地方もやっと梅雨が明けたとのことで雑草も間違いなく伸びているので、草刈りや7号基での残りの作業等々を行うのが今回の目的となっている。

ということで、刈払機を保管していた岡山県備前市の1号基の草刈りからスタートした。

今年はメンテナンスの労力を軽減するために、防草シートを敷いてない発電所(例:茨城県鹿嶋市の3号基)ではそれを施工したり、あるいは刈払機よりもっとパワフルで楽チンに草刈りできる乗用型草刈機を導入しようかなど色々と考えたりしてはいたのだが、そうこうする内に「雑草帝国」の攻撃に対して無防備の発電所では雑草が伸びてしまったという毎度のパターン(苦笑)。

とは言え、1号基では安物ながらも防草シートを一応敷いている部分もそれなりにあるので、敷いていない部分や隙間から生えた部分の草刈りだけということで半日以内で完了の見込みだった。

実際に草を刈り始めると、これも毎度のことではあるのだが、回転する刃の速度を低めにした時など、たびたび草を巻き込んで回転が止まってしまい、作業効率の低さをなんとか改善できないかと思い至った。

「巻付き防止 ハイブリッドカッター」

そこで、昼食の際に最寄りのホームセンターで役に立ちそうなものを見つけた。

「巻付き防止 ハイブリッドカッター」というのが、その商品名。

もちろん、いくつかの会社がそれぞれ同様の商品を出しているので、価格や機能・性能なども色々とありそうだが、今回は取り合えず一番安かったもの(1000円弱)で試してみることにした。

なぜ、草が刈払機に巻き付くかというと、カヤ等の葉が長細い雑草が切られずに刃と軸の間に少し空いている隙間に入ってしまうからである。

刈払機の構造上、この隙間はどうしても出来てしまうのだが、今回買ってみたような刃でそれらの草の葉を切ることが出来れば、隙間に入り込む草の葉を撲滅するのは困難としても少しでも減らすことはできるかもしれない。

ということで、早速刈払機の刃の上側に「巻付き防止 ハイブリッドカッター」を取り付けてみた。

これを取り付けると、通常の刃を少々取り付け難くなってしまうのだが、それは仕方がないので、刃を固定するナットを心持ち強めに締める等しておく。

取り付けが完了すると、なんかカッコ良いw!

巻付き防止 ハイブリッドカッターを通常の刃の上側に取り付けた刈払機

巻付き防止 ハイブリッドカッターを通常の刃の上側に取り付けた刈払機

はやる気持ちを抑えつつ(笑)、早速試してみた。

結論から言うと、「多少の効果はあるかな」という感じである。これを付けたからといって、細長い葉の巻付きを100%無くすことはやはり不可能だが、刃の回転数を一定以上に保っている限り、何もつけない場合よりも巻付きの頻度は確かに下がったように感じた。

刃の回転速度を落とすと巻付きやすいのは、何もつけない場合と同様だ。

それでも、上側に取り付けた刃が本来巻き付いてしまう葉を多少はカットしてくれているようで、その結果、巻付きの回数を減らす効果は確かにあると感じた。

筆者と同様に野立ての産業用太陽光発電を始めてから刈払機での草刈りをするようになった方もいらっしゃると思うが、細長い葉の巻付きでお悩みの方は、このような刃を試してみる価値はあるかもしれない。

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