シロツメクサのグランドカバーは春頃までは良かったが…
(「ポケモンのように進化、yuken氏の太陽光発電所」の続き)
シロツメクサによるグランドカバーは、「春頃には良い具合だった」(yuken氏)とのことだが、その後暑くなるにつれて雑草に競り負ける状況になってしまったという。そのため、グランドカバーのみでの雑草対策から、ピンポイントで除草剤も活用するという方針に転換されたそうである。
実際には、部分的に防草シートも活用されるなど、いくつかの雑草対策を組み合わせて取り入れられている点は、筆者のアプローチとも近く、親近感のようなものを感じた。雑草対策は、やはりケースバイケースで臨機応変に(悪く言えば、朝令暮改的に?)やるのも一つのやり方ではと思う。
もちろん、高機能(≒高価)な防草シートを最初に敷いたり、アスファルトで舗装してしまったりといった初期投資は嵩むものの半永久的な対策もある。
だが、土壌などによってはそういった対策が取れないこと、先に太陽光パネルを入れてしまった場合などでは、やはり臨機応変にやっていくしかないし、雑草対策に100%完璧なやり方を望むのは高コストで困難ということもある。
また、太陽光の場合、極論すればとにかく太陽光パネルを草が遮らず、発電される状態さえ常に確保できていれば良い。
現実に筆者の場合も、しょっちゅう草刈りを行っているが、その大半は太陽光パネルに直接影響がある訳ではない場所に生えている雑草である。ただ、そういう雑草も刈っておかないと周辺にお住まいの方や隣の農地の方などから苦情が来てしまうからなのだ。
再エネとしては確かに最も手が掛からない太陽光だが、完全にほったらかしに出来る訳でもないのだから、最低でも月に1回程度は状態を確認し、その都度パネルに影が出来そうな雑草を刈ったり、パネルの汚れを掃除したりと言った程度の作業を行う事は事業者としてやはり必要なように思う。
(続く)
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