太陽光発電所で防草シートの貼り方を間違えた顛末…

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雑草帝国との闘いをひとまず終えた所で、北側(後列)太陽光発電パネル・アレイの前面に防草シートの敷設を行った。

しかし、これもまだ完了ではなく中途半端な形に留まっている。本当に段取りが悪いというか、躓いてばかりというか、自分でもホトホト嫌になりそうであるが、仕方が無い。

あまりにもみっとも無いので、ブログに書くのも恥かしい位なのだが、もし読者の皆様でこれから太陽光発電所を手掛けようと言う方には参考になるかもしれないと思い、恥を忍んで記しておく。

何がまずかったのか。

防草シートを固定するためのピンで選択ミス

第一に防草シートを地面に固定する留め具(ピン)の選択を誤った。

今回は大きなネジのような留め具で頭の部分にストッパーのような輪が付いたものを採用することにし、それを当方の太陽光発電所の最寄りのホームセンターで取り置きのような形で入手した。

問題は、筆者の発電所の土地の性格にもかかわらず、そのピンの材質がすべてプラスチックだったことだ。

なぜそのピンにしたかというと、そのピンはネジ状になっていて、電気ドリルで簡単に施工できるというのが売り文句だったからだ。

ところが、以前にも書いた通り、筆者の太陽光発電所の地面には、石や岩が大量にある。どこをほじくっても、相当に高い確率で石や岩にぶち当たるのだ。

そういう性格の土地で、プラスチック製のピンやネジみたいなものを入れようとしても、すぐに石や岩に当たり、簡単には入らないのだった。

フェンスの支柱の設置の際に一度痛い目にあっていたのに、地面で深さ10cmか15cm位なら大丈夫だろうと楽観視していたのだが、それはやはり甘かった。

たったその程度の深さでも、やはり石や岩にすぐ当たり、電動ドリルを使おうが、ハンマーを使おうが、その留め具はほとんどまともに地面に刺さらないのだ。

防草シートも安物で済ませると後々大変なことに…

次に、防草シートの選択も問題だった。

実際に防草シートの現物を見てみると、確かに安物であることは否めない。今回筆者が購入したのは、農業資材を扱うネット通販で1m×50mが8000~9000円程度のものだ。

これではまったく役に立たないという訳ではないが、コスト的にそれなりということで、化学繊維で編んであるのだが、薄くてペラペラ、少し硬い茎の雑草なら下から突き破って生えてくるのにそう時間は掛からないだろうなということ。

太陽光発電ムラが推奨する防草シートはフェルトが貼ってあって厚みもあり、かなり価格も高いのだが、やはり10年、20年の間、フリーメンテナンスにしようとすれば、そういうコストのものになるということなのだ。

砂利敷きと組み合わせる場合は、安物の防草シートで十分?

ただ、今回防草シート敷設でまたも躓いたが、実は安物を使うという点では当初から検討していたこともあった。

それは、防草シート砂利の組み合わせである。

筆者の土地のように、地面が石ころや岩だらけだと、ピン等の類で防草シートを固定するのが難しい。そこで、防草シートを敷いた上に砂利を敷くというやり方がある。

上から数cmの厚さで砂利を敷く場合、防草シートに厚手の高級なものを使おうが、安物のペラペラのものを使おうが、あまり違いがなくなる。であれば、この場合に限っては、安物の防草シートで十分ということだ。

このような感じで、フェンスも防草シートも地面の性格からかなり制約を受けて苦戦している感じだが、当初「ドンガラは無い」と聞いていたので、これは本当に想定外だった。

現状、どうしているかと言えば、とりあえず広げた防草シートの上に、フェンス支柱を施工するために掘った穴から出てきた岩やあちこちに転がっている石ころをたくさん置いて風で飛ばないようにしている。

遠からず、この防草シートの上に砂利を敷くしかないかな…という所である。

追記:その後、防草シートの重石として、ホームセンターで入手したコンクリートブロックを利用している。また、計7基のうち3基では、耐久性に定評のある防草シート「ザバーン」を敷いており、それらでは草刈りの作業がほぼ不要となっている。

コメント

  1. 蛇野 より:

    bigfield さん。おはようございます。
    実は私の所も地盤が堅くてピンが刺さっていかなくて困っています。
    地面が柔らかすぎてもピンが抜けてしまいますので、なかなか難しいと思います。
    ピンの固定が出来無いと風などでまくれてしまいます。
    大きな石を重しで置こうか、端を土で埋めようかと検討しています。

  2. 余谷公義 より:

    いつも楽しく拝見してます。当方の発電所でも防草シートを安物を仕様してしまい、そのうえ砂利の上に建築廃材のクラッシャー(コストが安かったため)を使用しました。ところが、防草シートは薄くてそのうえ、クラッシャーでは土砂も混ざるのでそこに雑草の種が落ちて、あっという間に雑草が生えてきます。
     等方は仕方なく除草剤を使用しました。
     除草剤は、この時期だと草が一番成長する時期なので吸収が早く良く効きます。また雑草が鬱蒼と茂ってしまっては、除草剤をまくのも量をたくさん散布する必要があり、コツとしては、大きくなる前にこまめに散布するとのことでした。
     除草剤を使いたくなかったのですが仕方なく使用しています。
     現在思うのは、コストの事を考えずにしっかりした防草シートを使用するか、防草シートの上に砂利をいれるにしても、土砂の混ざらない(建築廃材のクラッシャーは土砂が混ざる)ものを使用するべきだったと公開しています。やはりパネル設置前にするべきだと後悔しています。
    遠方からでたいへんとは思いますので参考になればと思います。

  3. bigfield より:

    余谷さん、コメントありがとうございます。

    砂利にしろ、防草シートにしろ、注意が必要だということですね。

    当方もまだいろいろと悪戦苦闘というか、試行錯誤中です。

    砂利敷きをする方向で考えていますが、土砂の混ざらない砂利を使おうと思います。

    今後ともよろしくご指導下さい。