太陽王子のソーラーシェアリング、ミョウガを栽培

太陽光発電ムラ・新潟合宿の一環として、今年3月に系統に連係、売電が開始された太陽王子のソーラーシェアリング発電所の見学が行われた。

新潟合宿・太陽王子のソーラーシェアリング発電所見学会

このソーラーシェアリング発電所は、筆者も当初から是非見学をさせて欲しいと考えていたもので、それだけに今回の合宿で見学させて頂ける機会を頂いたことは有難かった。

ソーラシェアリングと一口に言っても、様々な太陽光発電所がある。
太陽王子のソーラーシェアリング発電所にも色々と特徴がある。

まず、脚がV字型の架台である。

太陽王子のソーラーシェアリング発電所では脚がV字型の架台を採用

彼のブログの写真で既に知ってはいたが、実際に現地で目の当たりにすると、改めてそれが強く印象に残った。ちなみに、この架台は太陽光発電ムラとして扱っていたはずなのだが、メーカー側の事情で現在は出荷できないとのことをこの日聞いた。

パネルを設置する高さは2メートル程とソーラーシェアリングとしてはやや低めだが、それ程広い畑ではないので、大型の農機を使うのでなければ、これでも大丈夫という事なのだろう。

太陽王子のソーラーシェアリング発電所・パネル高さは2~2.5m程度

ソーラーパネルは中国Suntellite製、パワコンは田淵電機製の「Enetelus」で、発電所全体の出力は24kWである。

田淵電機製・「Enetelus」パワコン

ソーラーシェアリングの発電所では、発案者の長島氏の提唱する横に細長い太陽電池モジュールを採用する事例が多いのだが、太陽王子のソーラーシェアリングでは通常の野立て太陽光発電所と同じ様な縦横比の太陽電池モジュールを採用している。

光飽和点の低いミョウガを栽培し、太陽光発電と両立

この場合、遮光率がかなり高くなるはずだが、ソーラーパネル・アレイの下の畑で植える作物が光飽和点の比較的低い(日照量が少なくても育つ)ミョウガということで、一応辻褄が合うということだ。

農作物の光飽和点。ミョウガの光飽和点は20kluxで比較的低く、遮光率が高めのソーラーシェアリングに適している

農作物の光飽和点。ミョウガの光飽和点は20kluxで比較的低く、遮光率が高めのソーラーシェアリングに適している

念のために、もう一度調べてみたが、こういった日照量が少なくても育つ植物を陰性植物と呼ぶそうで、ミョウガの他にも、セリ、クレソン、シソ、ラッキョウ、ニラ、三つ葉などがある。この辺の作物であれば、パネルが細長いものでなくても、またはソーラーパネルアレイの間隔があまり空いておらず、畑の日照量が少な目でも大丈夫ということである。

見学の日、ソーラーシェアリングの畑の地面には、もみ殻の袋が置いてあった。

ミョウガ畑の雑草防止用もみ殻

何のために使うのかと思えば、「雑草対策のため」(太陽王子)だそうである。
ちなみに、畑の脇の雑草はどうしたのかを尋ねると、それらは除草剤で駆除したとの回答であった。

実はもっと面白かった話がある。太陽王子の奥様が草刈りを喜んで手伝ってくれるそうで、その理由は「草刈りをすると、心が洗われるから」だそうだww。

何とも羨ましい話ではないか!!

スポンサーリンク