浮島太陽光発電所を見学(2)

【メガソーラー探訪】
(「浮島太陽光発電所を見学(1)」の続き)

話が少々前後するが、浮島メガソーラーの概要にも触れておこう。

この浮島の土地は、元々廃棄物(ゴミ)の焼却灰や下水汚泥などの埋め立て地で、川崎市が管理している。焼却灰や汚泥には有害な物質も含まれている可能性があるため、法律上埋め立て後20年間は使用できない。(敷地内には焼却灰と汚泥から浸透して流れ落ちる雨水の浄化装置があり、そこを通して有害物質が除去された水が東京湾に放出される。)

そこで、川崎市が東京電力に土地の借用を打診し、太陽光発電を行うことを提案したのがきっかけだという。

太陽光発電システムの詳細なスペックについては、参考情報(下記)などをご覧頂くとするが、太陽光発電所の出力は7000kW=7MW、一般家庭でおよそ2900世帯分の電力を生み出す。ソーラーパネルはシャープ製で約38,000枚を11ヘクタール(11万㎡)の敷地に配置している。

(同じようにして同じ臨海工業地帯にある扇島にもメガソーラーがあり、こちらは23ヘクタールに京セラ製のソーラーパネル6万3000枚で1万3000kW=13MWである。なお、浮島メガソーラーと異なり、こちらは東電の発電所で見学は不可。)

浮島太陽光発電所と扇島太陽光発電所
(写真の上(北)側が浮島メガソーラー、南側が扇島メガソーラー)

また地理的に浮島は東京都と神奈川県の境に面しており、羽田空港にも近く、太陽光発電所を背景に離陸する飛行機の写真を撮れることも特徴と言えるかもしれない。

浮島メガソーラーと離陸する飛行機

浮島メガソーラーの架台はガッチりとしたロの字型のコンクリート製で、縦2枚、横3枚で計6枚を一つの架台に取り付けたアレイを並べる構成である。パネルの傾斜角は10度と浅めだが、これは沿岸に近く風も結構強いこと、アレイの間隔を詰めてより多くのパネルを並べることなどを考慮した結果のようだ。

SONY DSC

ソーラーパネルの実物にガイドツアーで触れることは出来ないが、「エコ暮らし未来館」の2階の展示室の壁に同じソーラーパネルが展示してあるので、こちらで間近に見たり太陽電池の表面に触れたりといったことは可能である。

かわさきエコ暮らし未来館の太陽光発電パネル展示

(続く)

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