50kW太陽光発電所で世界一周!

「ソーラーインパルス:格納庫が必要な理由」の続き)

ソーラー・インパルス2と太陽王子

ソーラーインパルス2(Solar Impulse 2: Si2)が今月頭に名古屋飛行場に緊急着陸して以来、近くの方で見に行ったりした方も多いと思うが、テントのようなモバイルハンガーの中にスッポリと覆われ、その雄姿を見ることが出来ず残念に思ったかもしれない。

昨日はその理由について触れた訳だが、それを読んで頂ければなぜSi2が格納庫の中にいるのか、お分かり頂けることだろう。

ソーラーインパルス2は6/13の時点でもまだ名古屋に留まっている。

先日聞いた限り、一部損傷した機体の修理は終わったが、天候の状態が良くないためハワイへの飛行はまだ出来ないようだ(取材時は早ければ今週末かも、と話していたが)。

さて、当初筆者が聞こうと思っていたSi2の技術的な詳細について、もう少し掘り下げておこうと思う。

ソーラー・インパルスのコクピット部分

本ブログの読者の方は、産業用または住宅用の太陽光発電を行っているか、行おうと考えている方だと思うので、太陽電池と蓄電池を積み、完全に太陽光のエネルギーだけで世界一周に挑戦しているソーラー・インパルスの技術についても何らかの興味がおありかと考えるからだ。

とはいえ、取材・視察の当日は、用意していた技術詳細の質問の回答が得られなかったりした。それでも、「メッセージ」を運ぶ、というコンセプトにしびれた筆者は、そういった些細なことなど、どうでも良いという心境にあったことを白状しておこう。

ちなみに、太陽王子は「ソーラー・インパルスの世界一周が終わったら、太陽電池を取り外して地面に並べると低圧の太陽光発電所が1基出来るよね・・・」などと不謹慎(?)な雑談を冗談半分で話していた(苦笑)。

実際、それは確かに十分に可能な話なのである。

Si2は、米サンパワー製の単結晶シリコン太陽電池セル(発電効率22.7%)を17,248枚主翼や機体の上側に貼り付けている。一枚当たりの出力は不明なのだが、Wikipediaの情報によると、総出力はピークで66kWとあった。

計算すると、一枚当たりの出力は約3.83Wとなる。サンパワーはこの太陽電池セルを何十枚か使って250Wとか300Wの太陽光発電モジュールを製造しているはずで、計算上は大体あっている。

太陽王子が指摘していた通り、確かにソーラー・インパルス2は低圧連系の太陽光発電所1基分(16kWほど過積載w)の太陽電池を使って、世界一周にチャレンジしていた訳である。

UAE・アブダビ上空を飛ぶソーラー・インパルス2
UAE・アブダビ上空を飛ぶソーラー・インパルス2(写真:Solar Impulse)

 
それはそうと、ソーラーインパルスを見ても太陽光発電所に換算してしまうあたり、太陽王子といい筆者といい、やはり職業病かもしれない(爆)。

※ ただ今、にほんブログ村「環境ブログ」ランキング制覇に挑戦中(もう少し!)。ソーラーインパルスについて「続きを読みたい!」と思った方は、このリンクをクリックして是非応援して下さると嬉しいです。よろしくお願いいたします。< (_ _)>

(続く)

スポンサーリンク

コメント

  1. そるねお より:

    環境&風力発電・太陽光発電ブログランキング1位おめでとうございます!
    2冠達成ですね(^^)/

  2. bigfield より:

    そるねお殿、

    温かいご支援のお言葉を下さり、どうもありがとうございます。< (_ _)>
    エネルギーシフトの実現に向けて、今後もさらに精進を続けたいと思います。

    今後ともどうぞよろしくお願いいたします。