CISとシリコンの太陽光パネルの違いとは

結局、頂いた2パターンの折衷案(170W×396枚=67.32kW)をカウンタープロポーザルと言う形で施工業者のAさんに投げ返した。日中、Aさんと少し電話で話をした。一応、今晩確認してから連絡をくれるとのことで、今度はボールはAさんの下にある。ご多忙中で本当に恐縮なのだが、筆者も自身で納得が行く発電所としたい故…

さて、ソーラーフロンティア(SF)のパネルのレイアウト図を見てみると、確かに面白い。

CIS系と多結晶Siの価値を

特に今回の場合、右隣のFさんの太陽光発電所はカナディアンの多結晶シリコン(255W)のソーラーパネルを採用しているため、SFのCISとカナディアンの多結晶のパネル接続図が異なっていることが良く分かるのだ。

右側のカナディアン多結晶の方は、パネルの配線を示す淡いピンク色が逆Uの字型になっていて、このようにソーラーモジュール8枚を直列接続するということが分かる。

それに対して左側のソーラーフロンティアCISの方は、淡いピンク色の短冊が3つ繋がったような形で配線が示されている。これは、ソーラーモジュールを3個直列に接続しそれをさらに4セット並列に接続することを示しているものだ。

ソーラーモジュール一枚の構造もシリコンとは異なるわけだが、このように接続方法も大きく異なることが、影が当たった場合の発電量の減少が限定的という理由になるのだろう。

当然、ソーラーモジュールの接続方法がこんなに違う理由は、そもそものソーラーモジュールの電気的な特性自体が異なっているからだ。

出力250~260W前後の多結晶シリコンのソーラーパネルは、平均的なものだと出力電圧が34~37V、出力電流が6.5~8.8Aといったスペックである。

それに対してソーラーフロンティアのCIS薄膜によるソーラーパネルは、出力電圧が80~87V、出力電流が1.7~1.9Aといったスペックである。したがって、CIS系パネルは、直列が2~3枚、それらを並列に繋ぐという配線になるのだった。

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