太陽光発電でABLが普及する兆し

事例が出始めたABLによる資金調達

ABL(動産担保・売電債権担保型の融資)による資金調達
動産担保・売電債権担保型の融資(Asset-Based Lending: ABL)による資金調達が徐々にではあるが、広がりつつある。

まず最近の事例では、常陽銀行が地元企業の太陽光発電のためにABLを使って融資したと日経BPのメガソーラーのコンテンツで紹介されていた:

まだまだ一般化したとは言えないレベルだが、今後はきちんとした事業計画や収支予測を提示すれば、中小企業、場合によっては個人事業でも(ただ、基本はやはり法人でないとABLの利用は難しいように思うが)ABLを使える太陽光発電のプロジェクトが増加するかもしれない。

ABLの融資では常陽など地銀が先行

自身の情報整理も兼ねて、以下にABLによる太陽光発電への融資実績や融資商品の設定がある主な銀行や金融機関をまとめてみたい(アイウエオ順):

金融機関名(所在地):「ABL商品名(特に無いもの、不明なものは省略)」

  1. 秋田銀行(秋田県)
  2. 伊予銀行(愛媛県)
  3. 岩手銀行(岩手県)
  4. 沖縄銀行(沖縄県)
  5. 鹿児島銀行(鹿児島県)
  6. 七十七銀行(宮城県)
  7. 十六銀行(岐阜県):「再生可能エネルギーABL」
  8. 城南信用金庫(東京都)
  9. 常陽銀行(茨城県):「LALAサンシャイン」
  10. 第四銀行(新潟県)
  11. 筑豊銀行(福岡県)
  12. 中国銀行(岡山県)
  13. トマト銀行(岡山県)
  14. 日本政策投資銀行(東京都)
  15. 百十四銀行(香川県)
  16. 福岡銀行(福岡県)
  17. みちのく銀行(青森県)
  18. 武蔵野銀行(埼玉県)
  19. 山形銀行(山形県)
  20. 山口銀行(山口県)

・・・
 
と、こんな感じで既にかなり多くの金融機関がABLでの融資で実績があるが、先行していて積極的なところは、やはり常陽や十六のように商品名まで既にあってホームページでも情報を出している。ABLの実績があるだけというところは、少々とっつきにくい感じ。

もちろん、いわゆる3大メガバンク(みずほ、三菱UFJ、三井住友の各ファイナンシャルグループ)もABLを手掛けているようだが、上述のように地銀の方がABLでの事例では目立っていると感じる。

個人的にも、脱原発やスペンドシフトの観点でおカネをどう還流させるかを考えたとき、原発推進側のメガバンクより、地銀や信用金庫から融資をしてもらって再生可能エネルギーに投資する方がより望ましいと考えている。

photo credit: stash via photopin (license)

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