太陽光の買取価格、24円に:連系申請を急ぐべし

FIT買取価格はついに24円/kWhに、DIYも必須か?

産業用(10kW以上)太陽光発電の2016年度(平成28年度)のFIT買い取り価格が、経済産業省の調達価格等算定委員会で全委員の一致で24円/kWhとなることが分かった。

これまでの予想では、25円程度で妥結するのではとの見方が(希望的観測も含めて)多かったように思うが、太陽光の発電事業者にとってはさらに厳しい水準となった。

もっとも、これまでの40円とか36円といった水準が国際的に見てやや恵まれすぎていたことは確かだ。欧州などでは円換算で10円やそれ以下でもFITを行っているからである。

その意味で事業者側が相当に工夫や苦労をして低コスト化する必要がある24円という水準は、太陽光で真剣に頑張るという事業者以外を排除するうえでは確かにプラスには働くだろう。

IRRが5%だとしても空前の低金利(一部ではマイナス金利…)の現在、まだまだ太陽光が魅力のある投資機会ということもある。それに、買取価格の下落はこちらの努力である程度カバーできるが、無制限の出力抑制といった電力会社の我儘と横暴は本当に勘弁して欲しい。

メディアの報道では、相変わらず太陽光を悪者扱い

それにしても、犬HKを始めとしたメディア等の報道をみていると、いかにも太陽光ばかり悪者にする姿勢に相変わらず終始していて、はっきり言って気分が悪くなる。

前にも本ブログでは指摘していたが、原発はロクに発電すらしていない「もんじゅ」等も含めて全部、総括原価方式のコスト内訳を隠したままで明かさない。それなのに、太陽光を含む再エネだけは、これだけのせいで電気代が上がるから、4年連続で買取価格を下げる、という紋切型でバイアスの掛かったロジック。

まったくフェアじゃない。

ともかく、24円となってしまうと、ますます収益性が下がることだけは確かな訳で、駆け込みで申請を出した8号基については、とにかく連系工事負担金を確定させるべく急いで連系申請を中国電力に出さなくては…

設備認定が遅い!救済措置の全国での発動が必要

それにしても、設備認定の手続きが遅い。低圧分割などの審査を厳密に行っているからか知らないが、先月29日に出した設備認定の申請がまだ「審査中(編集可)」のままだ――

設備認定の申請状況

設備認定の申請状況

ということは、まだ筆者の出した申請は、実際には審査がまったく始まっていないということである。これでは東電や関電と同様に救済措置を全国的に統一して行うべきだ。でなければ、役所側の都合で結局27円の権利を取り損なうといった事態が起きてしまう。

この3円の違いは今後20年間の収益に大きな差をもたらす。
経済産業省による良心的な善処を期待したいところである。

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コメント

  1. smile より:

    いつもブロク楽しく拝見させていただいてます。JEPAの設備認定については、なかなか降りてくる事がないのですが、現在中部電力も救済措置として、設備認定が無い状態で、電力申請を受け付てくれいてます。先日ムラのFBでもグループ内にお知らせとして出させていました。設備認定が出てからでは電力申請間に合いませんよね。

    • ビッグふぃ~るド より:

      smile様、

      コメントありがとうございます。
      設備認定、時間が掛かりますよね。当方の8号基は、約1か月ほど掛かりました。
      あとは連系申請をしなければなりません。。。

      中国電力ですが、救済措置などがあるのか・・・
      なければ、慌てて出さずとも年度明けにゆっくり出せば良いじゃないかと思ってしまいますが、27円と24円の差も大きいので、悩ましいところです。

  2. smile より:

    いつもブロク楽しく拝見させていただいてます。JEPAの設備認定については、なかなか降りてくる事がないのですが、現在中部電力も救済措置として、設備認定が無い状態で、電力申請を受け付てくれいてます。先日ムラのFBでもグループ内にお知らせとして出させていました。設備認定が出てからでは電力申請が間に合いませんよね。来年度24円ではかなり厳しいですが、やはり買取金額がそれで成り立つように努力し、最終的にはヨーロッパ並みの買取金額で継続に事業として進めれなければとは思います。しかし、一からの事業参入である私にはなかなかハードルが高くなります。現在の状況で出来るだけ事業実績を残し、高圧参入できるようになるのが目標です。

  3. 匿名希望=通りすがり(鬼) より:

    段々、JEPAも横柄になり始めましたね。
    手続きの不備があった際は「国は悪くないので」を連発してくるようになりました。
    昔の「太陽光発電をやってもらう」から、「できれば増やしたくない」、「高い価格で買いたくないから、不備はつつく」方針に変わったのがアリアリです。
    時たま、担当の認識誤りのための不正確な情報もあったりしますので、(窓口に過ぎないので、手続きをしてから資源エネルギー庁が判断しますなどが逃げ口上です。確認してから回答すればいいのに忙しいからでしょうかね?)かならずJEPAとの会話は録音しておくことがオススメです。

    • ビッグふぃ~るど より:

      匿名希望=通りすがり(鬼)様、

      コメントありがとうございます。お返事遅れ、申し訳ありません。
      [email protected][email protected][email protected]しれません。。。

      役所との手続きの会話を録音しておかなきゃならないなんて…ウィーンの悪徳レンタカー会社を思い出します(笑)。
      そういった嘆かわしい状況が、この国の再エネ政策の貧困さをまさに反映しているようにも思います。