産業用と住宅用のギャップは大きい?

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2号基の設置では屋根上も含めて検討しているのだが、愛媛県で考えていた建物の築年数が長く、スレートの補修などが必要となる可能性があると聞き、そちらはとりあえず断念することになりそうである。

屋根を借りる形でも他に可能性があれば追及したいのだが、何しろ現在住んでいるウチが賃貸の団地で太陽光発電など出来ないため、なかなか屋根上に載せる話にはならないのが現状だ。

それはそうと、同じ太陽光発電でも産業用と住宅用のギャップが相当に大きいのではと最近感じる。

10kWを境に、太陽光発電を設置する層の行動や考え方、ふるまいがガラッと変わるのではないかと。

10kW未満の住宅用で太陽光発電を設置する方は、概ね経済的な利潤よりも環境への貢献という側面が強いように思う。極論すると、売電収入もあるに越したことはないが、あまりこだわっていないという方が結構多いのではないだろうか。

当然、発電量のモニタリングも行っていたとしても、よほど発電量が下がったりしない限りはソーラーパネルの不具合や出力抑制が少々あっても気が付き難いのだと考える。

産業用だと、環境面での貢献もさることながら、基本的に初期投資を何年で回収できるかを最優先に考えているので、誰でも売電収入の多少に対して敏感である。

モニタリングも多くの人が付けるし、パワコンやストリング毎に発電量をチェックすることで、何らかの異常があれば出来る限り早めに発見して対策を打とうとする。

これはまだ検証出来ていない仮説、いや憶測の域を出ないが、実は住宅用太陽光発電でも設置場所や送電網との連係環境によって出力抑制が起きている例もかなりあるのではないか。

なぜなら、上述の通り住宅用の方がある意味大らかで売電収入の多少にそれほど煩くない方が多いと考えるからである。もちろん、一般化は出来ないし、住宅用でも節電に精を出し、売電収入を1円でも多くしようとしている家庭の方々もたくさんいらっしゃるとは思うのだが。

産業用の筆者の太陽光発電所でももしかしたら出力抑制が結構掛かっている可能性もあるので、それを早く判別できるようにするためにもパワコン毎に発電量をチェックできる遠隔監視システムを早く導入したいのである。

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