斜面に設置した太陽光発電(欠陥工事の事例)

先日、岡山のとある地域で、施工中の太陽光発電所を見かけた。

太陽光発電所の欠陥工事(岡山県某所)

太陽光発電所の欠陥工事(岡山県某所)

それはまるで「天空の城・ラピュタ」と呼びたくなるような代物だったので、思わず写真を撮ってしまった。念のために真面目に書けば、これは欠陥工事と言っても良いレベルの太陽光発電所である。

ただ、案内してくれた方によると、この発電所は施主の方がこの小山の木を伐採してその斜面に太陽光発電所を設置したいという意向でこうなったらしい。

この太陽光発電所の工事を引き受けた施工業者も施工業者だが、捨てる神あれば拾う神ありという所なのだろう。(最初にこの工事の話をされた施工業者は、まともな施工・工事が出来ないと分かったので丁重にこの太陽光発電所の工事を辞退されたそうである。)

豪雨で土砂崩れが起きると、数千万円が台無しに…

まず、この小山の斜面は木が生えていたのを伐採した所で、そこに無理矢理コンクリートの円柱状の基礎を埋めるか置くかして、その上に架台を設置している。

太陽光発電所の欠陥工事

太陽光発電所の欠陥工事

しかし、このような状況だと強い集中豪雨が降ると、土砂崩れが起きてコンクリート基礎ごと架台やソーラーパネルが崩壊してしまう恐れがある。

木が植わっていれば、地下に張った根ががっちりと土を支えるので、そういった土砂崩れのようなことは起きないだろうが、木を全部切ってしまって、根っこも掘り出してしまうと、かなり斜度のある斜面の土を支えるものは他にないからだ。

ちなみに、この施工工事の費用はなんと8000万円を超えているらしいのだが、筆者が施主ならこんな施工工事は、たとえ業者がやりたがっても絶対にやらせない。一雨来れば、おカネをドブに捨てる結果に終わる可能性が高いからだ。

いくら岡山県が「晴れの国」だからと言っても、まさか強い雨が降らないよう「雨乞い」ならぬ「晴れ乞い」をしつつ、毎日過ごす訳にもいかないだろうし。。。

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コメント

  1. 蛇野 より:

    斜面に設置を考えている身としては考えさせられます。
    当方は単管杭を1mほど打ち込み、それで架台を製作しようと考えています。角度は25度くらいですが。
    この発電所はどれ位の規模(KW)なのでしょうか?

  2. bigfield より:

    蛇野様、

    いつもコメントありがとうございます。

    発電所の規模は、恐らく200~300kW位かと思います。キュービクル(写真に写っている白い箱)もあったので、高圧連系であることは確かと思いますが、正確な規模は聞き損ねました。

    斜面であっても、きちんと強度を計算し、集中豪雨や暴風・突風などでも影響が無いように作り込んであれば問題は無いと思います。

    今回ご紹介した発電所は、施工を断る業者がいたぐらいですので、恐らく地盤がそもそも太陽光発電所の設置には適していなかったものを無理矢理に施工したものと思われます。