太陽光発電の設備認定:駆け込み申請は6000件/日

この記事は約2分で読めます。

太陽光発電の設備認定状況について少し分析してみたので、その結果について読者諸兄と共有しよう。
まず、以下のスクリーンキャプチャは、筆者による設備認定の状況である。

設備認定申請の画面(www.fit.go.jp)

この画面に馴染が無い方のために解説すると、左側の「審査中(編集不可)」となっている申請は、現在審査中で現状では見込みがありそうなものである。

広い土地を何基かの低圧発電所に分割し、1人ですべて申請したり、親戚縁者の名義を使ったりしていると、低圧発電所の分割禁止の規定に抵触してしまう。したがって、それが判明した時点で不備があるとして申請が却下され、その旨(差し戻し)が表示される。

そういった判定が無い物は、しばらくの間「審査中(編集不可)」のままの状態が続くらしい。審査が厳しくなったことで、短くても1ヶ月、最長で2か月かかるそうだ。なので、1月末までに出しても3月一杯までかかるということなのだろう。

最近、この設備認定の画面を開いて作業したり確認したりすることが増えた訳だが、真ん中あたりにある申請IDの数字を見て、この数字が実際に申請件数とリンクしているのかなと気になった。もちろん下駄を履かせたりしている可能性もあるのだが、そうであってもIDの数字が増加した分は恐らく設備認定の申請件数の増加と同じと思われる。

そこで、筆者が今回最初に設備認定を申請した1月10日の申請IDと最新(1月27日)の申請IDの差を計算してみると、108981という数字が得られた。ということは10日から27日までの18日間の間にそれだけの申請があったと推測できる。

日数で割ると、108981/18=6054.5となる。つまり、平均して1日に6000件あまり、50kW未満の太陽光発電所の設備認定が申請されているらしいことが分かる。

昨年の春や夏頃の状況は多分経産省にはデータがあると思うが、とにかく32円台が有効な今年度の権利を確定させておこうという人達が駆け込み申請をしていることが分かるのである。もちろん、筆者もその一人なのだが(苦笑)。

恥かしいのは、このキャプチャー画面の一番下にある赤字の文言:

「認定済みの設備はありません。」

出遅れたため、まだ認定が完了している設備がゼロなのである。
早く一基でも設備認定が完了してくれればと思うのだが、やはり最低1ヶ月、長ければ2か月近くかかるのだろう。

設備認定の〆切まで、いよいよあと4日を残すばかりである。

コメント

  1. どす黒 より:

    お邪魔します。

    申請ID番号は認定・変更など審査の対象となる申し込みにIDを付与しているので、一概に新規の発電所の数では無いようです。

    軽微変更は13日までですので申請IDはさらに増えるかと思われます。

    • bigfield より:

      どす黒さま、

      コメントどうもありがとうございます。

      ご教示の通り、軽微変更もまだ相当にありそうですね。

      軽微変更の方は今月上旬まで期限が伸びたので、まだまだ増えるのかも知れませんね。